トップメッセージ

トップメッセージトップメッセージ
代表取締役社長 棚橋 進

当社は 1968年 第一ラジオアイソトープ研究所として創業以来、半世紀に亘り、高品質の放射性医薬品を継続的に供給することを通じ、医学の発展に寄与してきました。

少量の放射性医薬品を静脈から投与し、体内から放出される放射線をガンマカメラで撮影する核医学検査は、その特長を活かし患者様の身体を傷つけず、疾患の診断、治療方針の決定に欠かせない検査方法として医療に貢献しています。

当社は核医学の分野において、研究・開発・製造・販売・物流・情報提供まで、放射性医薬品を一気通貫で提供するという特徴あるバリューチェーンを保有する会社です。

核医学に対する長年の知見を活かして脳、心臓、骨、甲状腺、悪性腫瘍等の分野の診断薬の開発を行っており、製造・物流においては、半減期の短い放射性医薬品を、注文に合わせて迅速・正確にデリバリーすべく、厳しい品質管理の下、高いクリーンレベルで毎日製造して配送する独自の生産・物流の仕組みを運用しております。そして全国をカバーする核医学の知識を備えた医薬情報担当者により、的確な情報提供を行いながら販売しています。開発、製造、物流、情報提供の緊密な連携により、精度の高い核医学検査画像の提供を行ってきました。

さらに、放射性医薬品は治療の分野での発展が見込まれています。当社は放射性治療薬の市場導入を積極的に推し進め、4種の抗癌剤を市場導入し、アンメット・メディカル・ニーズ(未だ有効な治療方法がない医療ニーズ)に応えてきました。今後、診断と治療を一体化して行うことができる放射性医薬品の更なる拡充に注力してまいります。

当社は2022年3月よりペプチドリームグループの一員となり、同社の革新的な創薬力により、最先端の放射性医薬品をグローバルに展開することが可能になりました。放射性医薬品の分野で同社の理念である『アンメット・メディカル・ニーズに応え、世界中にいる疾病で苦しむ方々に貢献すること』を目指します。このため、今後の診断、治療両分野での核医学の広がりを実現し、より多くの患者様の健康に繋がるよう、全社バリューチェーンが一体となった活動を続けてまいります。

代表取締役社長
棚橋 進