製品情報製品情報

ヨウ化ナトリウムカプセル-30号

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

ヨウ化ナトリウムカプセル-30号

ヨウ化ナトリウムカプセル-30号

・甲状腺癌および転移巣・甲状腺機能亢進症の治療ができます。
・甲状腺癌転移巣の診断ができます。
・カプセルによる経口投与です。

日本薬局方

ヨウ化ナトリウム(131I)カプセル

効能・効果

4. 効能又は効果

○甲状腺機能亢進症の治療
○甲状腺癌および転移巣の治療
○シンチグラムによる甲状腺癌転移巣の発見

用法・用量

6. 用法及び用量

〈バセドウ病の治療〉
投与量は、甲状腺131I摂取率、推定甲状腺重量、有効半減期等をもとにして、適切な量(期待照射線量30~70Gy)を算定し、経口投与する。

〈中毒性結節性甲状腺腫の治療〉
結節の大きさ、機能の程度、症状等により適切な量を経口投与する。

〈甲状腺癌及び転移巣の治療〉
本品を1回あたり1.11~7.4GBq経口投与する。一定の期間後症状等を観察し、適宜再投与する。

〈甲状腺癌転移巣のシンチグラム〉
本品18.5~370MBqを経口投与し、一定時間後に甲状腺癌転移巣のシンチグラムを得る。

組成

販売名 ヨウ化ナトリウムカプセル-30号
ヨウ化ナトリウム(131I)液
(検定日時)
1.11GBq
添加剤 カプセル内容物 ブドウ糖 0.3g
カプセル基剤 黄色5号、ラウリル硫酸ナトリウム
外観 カプセルの色
(頭部/胴部)
だいだい色/淡橙色
内容物 白色の粉末

適用上の注意

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 ヨウ素含量の多い薬剤(ヨード造影剤、ルゴール液、ヨードチンキ等)及び飲食物(コンブ、ワカメ等)、甲状腺ホルモン、抗甲状腺剤は、治療あるいは検査に影響を与えるので、本品投与前後の3日~1週間は禁止すること。
14.1.2 本剤は揮散する性質があり、容器内に放射性ヨウ素(I-131)のガスが充満している可能性があるので、容器の蓋を開ける場合はドラフト等で行い、しばらく放置しておく等、取扱いには注意すること。
14.1.3 放射性ヨウ素-131の治療については、「放射性医薬品を投与された患者の退出について」により、投与量、測定線量率、患者毎の積算線量計算に基づく退出基準が示されている。

患者毎の積算線量計算に基づく退出基準に適合する事例

適用範囲 投与量(MBq)
遠隔転移のない分化型甲状腺癌で甲状腺全摘術後の残存甲状腺破壊(アブレーション)治療※ 1110

※実施条件:関連学会が作成した実施要綱に従って実施する場合に限る。

* 詳細は添付文書をご参照ください。

基本情報

  • 販売名

    ヨウ化ナトリウムカプセル-30号

  • 承認年月日

    2004年2月12日

  • 承認番号

    21600AMZ00183000

  • 再審査結果公表年月

  • 薬価基準収載医薬品コード

    4300003 M 8010

  • 包装単位

    1,2カプセル[バイアル、乾燥剤入り]

サポート情報

お問い合わせ

製品のお問い合わせは、PDRファーマ株式会社で承っております。電話またはWeb(お問い合わせフォーム)より、お問い合わせください。

電話でのお問い合わせ

PDRファーマ株式会社
製品情報センター

フリーダイアル
0120-383-624

受付時間9:00~17:00(土曜・日曜・祝日・当社休業日を除く)

*フリーダイヤルをご利用いただけない場合は、
03-3538-3624へお掛け直しください。

※内容を正確に確認するために通話を録音させて頂いております。あらかじめご了承ください。

ウェブでのお問い合わせ

関連製品

特定の細胞に集まる化合物などにRIを結合させ、体内に入ったRIから出る放射線により腫瘍など特定の細胞を破壊する、アイソトープ治療(RI内用療法)用の医薬品があります。