Bridgea DISPENSER

概要

本装置は医薬品製造メーカーより供給される放射性医薬品の専用容器内のバイアルからリクエストに応じた薬液を抜き取り必要な薬液量に調整する装置です。

コンテナトレイに専用容器をそのままセットすることができ、必要な放射能量または液量を入力することで薬液バイアルの液量を容易に調整することが可能です。薬液量の入力は装置外部のコントローラで入力することで放射性医薬品から距離を取りながら作業できるため調整時の手指の被ばくを低減することができます。

特徴

- 放射性医薬品の専用容器よりバイアルを取り外すことなく液量調整が可能です。
- バーコードリーダーで薬液の情報を読み込み、装置に入力することができます。
- 放射能量、液量または被検者の体重*を入力することで調整が可能です。
  *体重あたりの放射能量（MBq/kg）をあらかじめ設定する必要があります。
- 調整された薬液はコンテナトレイに装備されている検出器で測定され外部プリンタより調整内容が印字されます。他の装置との連携を想定し、QRコードも印刷されます。

主な仕様

寸法本体

270W×320D×390H（mm）　*脚部、コネクタを除く
寸法操作部

170W×148D×75H（mm）　*脚部、コネクタを除く
重量本体

約46kg
重量操作部

約1.3kg
対象核種

18－F製剤（74MBq～370MBq）
検出器

半導体検出器（測定誤差　±5％）
リクエスト容量

0.5mL～検定容量の90％
分注精度

±2%（0.5mL以上分注時）
電源

ACアダプタ（AC100～240V±10％　50/60Hz）
消費電力

約45W（最大）
附属品

ハンディスキャナ、プリンタ
販売名

デリバリーPET用分注装置　Bridgea DISPENSER
製造販売元

株式会社ユニバーサル技研
販売元

PDRファーマ株式会社
その他

本製品は医療機器非該当品です。

オプション

放射性薬剤投与装置（Bridgea INJECTOR）

放射性薬剤投与装置Bridgea INJECTORはデリバリーPET製剤用に開発された投与装置です。
本装置は10mL/5mLバイアル製剤の薬液を抜き取り、被検者に投与することができます。全体を鉛厚25mm（操作側30mm）で、薬液シリンジ部をさらに鉛厚18mmで遮蔽することで従事者の被ばく軽減を実現しました。さらに薬液情報の入力と投与結果情報を出力する機能を追加することで、作業の効率化と共有化を実現しました。
Bridgea GATEWAYとの連携を行う事で電子的に投与結果情報をPACSや線量管理システムに送信できます。送信形式は国際標準規格であるRRDSR（Radiopharmaceutical Radiation Dose Structured Report）で行います。また、Dose Screen形式での送信もできます。
DICOM通信ソフト（Bridgea GATEWAY）

国際標準規格（DICOM RRDSR）に準拠し、放射性医薬品の使用履歴、実効投与量を正確かつ効率的に取得します。そのデータを国際標準データフローに従ったネットワーク通信でシステム化し、包括的に管理します。RISやPACSがRRDSRに準拠していなくても、Dose Screen形式で送信することができます。
遮蔽衝立（Bridgea SHIELD）

被験者からの被ばく低減をするための遮蔽衝立です。
本衝立には積算型放射能通過センサーが装備されており、投与時の薬液通過量を遠隔監視することができます。
輸液セット（UG-02-003）^*
放射性薬剤投与装置UG-02用の専用輸液セットです。
医療機器承認番号：21300BZZ00485000
JMDNコード：4547319812963
40セット/箱
- * FDG用
輸液セット（UG-02-003PB）^*
放射性薬剤投与装置UG-02用の専用輸液セットです。
医療機器承認番号：21300BZZ00485000
JMDNコード：4547319812987
40セット/箱
- * アミヴィッド静注用