Brain Imaging 脳イメージング
脳イメージングでは、脳血流・代謝・異常なたんぱく質の蓄積など、さまざまな側面から脳の状態を確認することができます。検査の目的に応じて、使用するお薬や検査方法(手法)が異なります。
脳血流シンチグラフィ
検査の目的
脳の血流状態や脳の働きをみる検査です。
お薬の体内での働き
脳の血流の多い部分にお薬が集まり、脳の働きや異常を画像で確認できます。
検査でわかること
脳の形態をみるX線CTやMRIではとらえられない早期の脳血流障害の検出、神経症状の原因となる領域の検出、脳の機能の確認などに有効です。
以下は、脳血流シンチグラフィで得られた画像です。左のMRIの画像では異常は見られませんが、右の脳血流シンチグラフィの画像では頭頂葉において血流が低下していることが判ります。(白矢印)

「脳血流シンチグラフィを受ける方へ」より転載
アミロイドPET検査
検査の目的
脳内のアミロイドβ(ベータ)の蓄積を画像でみる検査です。
お薬の体内での働き
お薬が脳内のアミロイドβという異常なたんぱく質にくっつくことで、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイドβプラーク」の蓄積状況を画像で確認することができます。
検査でわかること
アミロイドβプラークの蓄積の度合いや分布を確認することができます。アルツハイマー病とそれ以外の認知症疾患の区別に役立ちます。
以下は、アミロイドPET検査で得られた画像です。左はアミロイドβ蓄積なし(陰性)、右はアミロイドβ蓄積あり(陽性)です。

Study Title: An open label, parallel group, dose comparison of safety and imaging characteristics of 111 and 370 MBq(3 and 10 mCi)of 18F-AV- 45 for brain imaging of amyloid in healthy volunteers and patients with Alzheimer's disease(AD).
タウPET検査
検査の目的
脳内のタウたんぱく質の蓄積を画像でみる検査です。
お薬の体内での働き
お薬が脳内のタウたんぱく質にくっつくことで、タウたんぱく質が多く集まっている場所や分布を画像で確認できます。
検査でわかること
治療薬の投与可否を検討するための必要な情報として、タウたんぱく質の蓄積の有無と分布を確認できます。
対象となる疾患
- てんかん
- 脳血管障害
- 脳梗塞
- 一過性脳虚血発作
- 脳内出血
- クモ膜下出血
- 脳腫瘍
- 慢性硬膜下血腫
- 髄膜炎
- アルツハイマー病
- 軽度認知機能障害
- その他の認知障害
- パーキンソン病
- 主観的記憶障害
- 大脳皮質基底核変性症
- 前頭側頭型認知症
- 進行性核上性麻痺
- 慢性外傷性脳症