*2022年3月改訂(第2版)2021年5月改訂(第1版)貯法:4°C以下保存有効期間:製造日から2週間承認番号販売開始日本標準商品分類番号87430015500AMZ008790001980年6月処方箋医薬品注)注)注意-医師等の処方箋により使用することAdosterol®-I131Injection放射性医薬品/副腎疾患診断薬放射性医薬品基準ヨウ化メチルノルコレステノール(131I)注射液9.5妊婦2.禁忌(次の患者には投与しないこと)2.1ヨード過敏症患者2.2妊婦又は妊娠している可能性のある女性ならびに授乳中の女性[9.5,9.6参照]2.3副腎疾患が強く疑われる者以外の患者[副腎及び性腺の被曝が多い。]2.418歳未満の者には投与しないことを原則とする。[性腺、ことに卵巣への被曝が多い。][9.7参照]2.5ジスルフィラム、シアナミド、プロカルバジン塩酸塩を投与中の患者[10.1参照]3.組成・性状3.1組成販売名添加剤10.相互作用10.1併用禁忌(併用しないこと)薬剤名等臨床症状・措置方法ジスルフィラム、シアナミド、プロカルバジン塩酸塩[2.5参照]10.2併用注意(併用に注意すること)薬剤名等臨床症状・措置方法11.副作用妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。胎児への被曝を避けるため。[2.2参照]9.6授乳婦授乳を避けさせること。乳児への被曝を避けるため。[2.2参照]9.7小児等投与しないことを原則とする。性腺、ことに卵巣への被曝が多い。[2.4,16.3.2参照]9.8高齢者患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。アドステロール-I131注射液機序・危険因子機序・危険因子これら薬剤とのアルコール反応(顔面潮紅、血圧降下、悪心、頻脈、めまい、呼吸困難、視力低下等)を起こすおそれがある。本剤はエタノールを含有しているため。1バイアル中エタノールポリソルベート80生理食塩液0.5mL0.008mL0.016mL適量1mL0.016mL0.032mL有効成分6β-ヨードメチル-19-ノル-コレスト-5(10)-エン-3β-オール(131I)(検定日時)18.5MBq37MBqN-メチルテトラゾールチオメチル基を有するセフェム系抗生物質(セフメノキシム塩酸塩等)、メトロニダゾールこれら薬剤とのアルコール反応(顔面潮紅、悪心、頻脈、多汗、頭痛等)を起こすおそれがある。本剤はエタノールを含有しているため。3.2製剤の性状販売名アドステロール-I131注射液外観無色澄明の液pH5.5~7.0浸透圧比約2(生理食塩液に対する比)4.効能又は効果副腎シンチグラムによる副腎疾患部位の局在診断6.用法及び用量次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。11.1重大な副作用11.1.1ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)ショック、血管浮腫、呼吸困難等のアナフィラキシーがあら本品に生理食塩液又は注射用水を加えて2倍以上希釈する。次に、その約18.5MBqを被検者に30秒以上かけてゆっくり静注し、静注7日目以降にプローブ型シンチレーションデテクタースキャナー又はシンチカメラを用いてデテクターを体外より副腎部に向けて走査又は撮影することにより副腎シンチグラムを得る。なお、年齢、体重により適宜増減する。8.重要な基本的注意8.1診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場われることがある。11.2その他の副作用0.1%~5%過敏症発疹消化器嘔気、嘔吐頻度不明発赤循環器動悸、顔面紅潮、徐脈頻脈、血圧上昇、顔面蒼白合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。9.特定の背景を有する患者に関する注意9.1合併症・既往歴等のある患者9.1.1飲酒に対し強い反応を示す患者血管迷走神経反応系の副作用があらわれやすい。その他めまい、頭痛、発汗、息苦しさ、腹部痛胸部、背部、腰部等の痛み、顔面・四肢のしびれ、気分不良、不快感、冷汗、脱力、熱感、けいれん、目のちらつき、悪寒14.適用上の注意14.1薬剤投与時の注意14.1.1本品投与にあたっては、体内で遊離した放射性ヨードが甲状腺に摂取されることを防止するため、適当なヨード剤で甲状腺をブロックすること。14.1.2本品はエタノールを1.6v/v%含むので、生理食塩液又は注射用水を用いて2倍以上に希釈し、30秒以上かけてゆっくり投与すること。15.その他の注意15.1臨床使用に基づく情報便秘症の患者にて副腎イメージと糞便中に排泄された131Iが重なったと考えられる症例があり、注射後、下剤等で排便の促進を行うことを指示した報告がある1)。16.薬物動態16.3分布16.3.1本品は副腎に取り込まれ、長く残存する。その集積率は131I-19-ヨードコレステロールに比べ高いと報告されている2)。また、肝臓への集積も認められるが、投与7日後において副腎/バックグランドの比が最も高く、通常、静注後7日目以降にイメージングを行うのが良いとされている3)。また、糖質コルチコイドであるデキサメサゾンの投与によりACTHの分泌が抑制されるため、正常あるいは過形成では本品の集積は低下する。一方、腺腫では腫瘍部への集積には変化がないので、腺腫例と正常あるいは過形成との鑑別が可能である3)~5)。16.3.2吸収線量MIRD法により計算した吸収線量は次のとおりである。[9.7参照]19.有効成分に関する理化学的知見19.1ヨウ化メチルノルコレステノール(131I)分子式:C27H45O131I分子量:516.66化学構造式:核物理学的特性(131Iとして)・物理的半減期:8.02070日・主なγ線エネルギー:365keV(81.7%)・主なβ線エネルギー:606keV(89.5%)・β線組織内飛程:2mm経過日数(日)残存放射能(%)経過日数(日)残存放射能(%)経過日数(日)残存放射能(%)臓器全身肺肝臓脾臓副腎腎臓睾丸卵巣17.臨床成績17.1有効性及び安全性に関する試験17.1.1国内臨床試験・減衰表:-3129.68-2118.99-1109.010010011191.712284.113377.214470.815564.916659.517754.61850.11919.445.92017.842.12116.338.72214.935.52313.732.52412.629.82511.527.42610.625.1279.723.0288.921.1298.2吸収線量(mGy/18.5MBq)4.48.48.08.9791.24.63.740.3(自社データ)20.取扱い上の注意20.1放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。20.2本品はなるべく凍結状態で保存した方がよい。22.包装18.5MBq(0.5mL)[1バイアル]、37MBq(1mL)[1バイアル]23.主要文献1)大橋輝久,ほか:西日本泌尿器科.1978;40:172-1792)鴨井逸馬,ほか:日本医学放射線学会雑誌.1976;36:993-10053)川上憲司,ほか:現代の診療.1976;18:607-6154)菅原盛家,ほか:核医学.1978;15:1155-11635)藤田透,ほか:核医学.1980;17:219-227*24.文献請求先及び問い合わせ先PDRファーマ株式会社製品情報センター電話番号0120-383-624〒104-0031東京都中央区京橋2-14-1兼松ビルディング26.製造販売業者等*26.1製造販売元副腎疾患の強く疑われる患者209例について、その病変の局在を知る目的でアドステロール-I131注射液を用いた副腎シンチグラフィを施行した。その結果、原発性アルドステロン症42例中38例(90.5%)、クッシング症候群26例中26例(100%)、その他の副腎疾患8例中8例(100%)の病変の局在を明確に指摘することが可能であった。本品の原発性アルドステロン症の腺腫への集積率はホルモン産生能と腺腫の大きさとに関係すると考えられており、通常、直径が1cm以下の腺腫では診断が困難とされている。また、たとえ直径が1cm以上の場合でも、ホルモン産生能が低い場合、陽性描出不可能な場合がある。18.薬効薬理18.1測定法本剤の有効成分に含まれる放射性核種から放出される放射線(ガンマ線)が核医学検査装置により画像化される。18.2集積機序コレステロールは副腎皮質ステロイドの主要な前駆物質であることから、本品は副腎へ集積すると考えられている。