アデノシン負荷と撮影〈検査日時〉1.検査の目的この検査(心筋血流シンチグラフィ)では、放射性同位元素という目印を付けた検査薬を使って心臓の筋肉(心筋)の血液不足「虚血(きょけつ)」があるかどうかを調べます。冠動脈(心筋に血液を運ぶ血管)に動脈硬化などがあると、血管が狭くなって起こる「狭心症」や血管が詰まってしまう「心筋梗塞」となる心配があります。①心筋へ血液が十分流れているかを確認することができます。②アデノシンには血管を拡げる作用があるので、アデノシンを投与すると血管の状態を確認することができます。③アデノシン負荷時と安静時の2回の画像を比べることで、狭心症や心筋梗塞などを診断する際の参考になります。2.検査の流れ心筋に集まる性質を持った検査薬を腕の静脈から注射し、分後に専用のカメラで検査薬から出る放射線を写真に撮ります。撮影はアデノシンによる負荷をかけた状態と、安静にした状態の2回行います。*検査中にほてり、胸の痛み、息切れなどを感じたときは検査スタッフに申し出てください。3.検査の安全性について日本の場合、日常生活における自然放射線による被ばく線量は、年間約2.1mSv(ミリシーベルト)です。心筋血流シンチグラフィ検査1回あたりの被ばく線量はおよそ2.9~10.4mSvであり、健康被害の心配はないと考えられる線量です。アデノシン投与をはじめて負荷3分後に検査薬を注射します。1回の撮影は約20分かかります。狭心症の例アデノシンを6分かけて注射します。検査薬撮影〈アデノシン負荷時画像〉〈安静時画像〉年月日:心筋へ検査薬がどれぐらい集まっているかをアデノシン負荷時と安静時の画像を比較して、診断を行っていきます。(白矢印:虚血が疑われる部位)分後アデノシン負荷心筋血流シンチグラフィを受ける方へ病院名および連絡先ご不明な点、ご不安に感じる点がありましたら、お気軽に検査スタッフにお尋ねください。なお、ご都合により検査を受けられない場合、また検査の時間に遅れる場合にはかならずご連絡ください。検査前のお願い以下のいずれかに該当する場合は、検査スタッフにお伝えください。□喘息、慢性肺疾患と診断されたことはありますか?□妊娠の可能性あるいは妊娠中、授乳中ですか?□前日の夕食からコーヒーや日本茶、チョコレートなどは食べていませんか?●検査時はネックレス等の貴金属類、また金具・ボタンなどのついた衣服や下着はおとりいただきます。●お薬の服用は主治医の指示に従ってください。検査前日の夕食から避ける必要のあるお薬や食品カフェインを含む飲食物チョコレート、ココア、コーヒー、紅茶、日本茶(煎茶・ほうじ茶・抹茶等)、中国茶、コーラ、その他ソフトドリンク(カフェイン抜き表示のものも含みます)カフェイン製剤など解熱鎮痛剤、総合感冒薬の一部、栄養ドリンク剤などメチルキサンチン類を含む医薬品××カフェインを含む医薬品カフェインを含む一般医薬品テオフィリン、アミノフィリン水和物製剤などジピリダモール製剤など××ジピリダモールを含む医薬品×COLA検査前日の夕食から避けてください!アデノシン負荷心筋血流シンチグラフィを受ける前の注意作成:監修:一般社団法人日本核医学会