脳血流シンチグラフィを受ける方へ監修:福島県立医科大学附属病院放射線科伊藤浩先生一般社団法人日本核医学会1脳血流に異常がみられる病気2脳血流シンチグラフィとは3検査の安全性について検査日時年月日()時分脳血流シンチグラフィは、放射性同位元素という目印を付けた検査薬を使って、脳の血流状態やはたらきをみる検査です。脳は体の動きや感覚、記憶や思考など様々な役割を担う臓器であり、血液から供給される酸素や栄養素を大量に必要とします。脳血流に異常がみられる病気はさまざまあります。脳の血管が詰まったり破れたりする「脳血管疾患」としては脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血などがあり、脳神経細胞の機能低下や脱落が原因となる「神経変性疾患」として認知症などがあります。その他にも精神疾患やてんかんなどがあります。●大脳の部位と主なはたらき前頭葉頭頂葉意志、創造、思考、感情、発語など理解など側頭葉後頭葉記憶、聴覚、情動、視覚など言葉の理解など●認知症(アルツハイマー型)の例感覚、認知、判断、MR(IT1強調画像)脳の各部における血流状態や脳のはたらきを前方みるための検査です。脳の形態を見るX線CTやMRIではとらえられない早期の脳血流障害の検出、神経症状の原因となる領域の検出、脳の機能の評価などに有効です。脳血流シンチグラフィ左のMRIでは異常はないが、右の脳血流シンチグラフィでは頭頂葉において血流が低下していることがわかる。(白矢印)後方日本の場合、日常生活における自然放射線による被ばく線量は、年間約2.1mSv(ミリシーベルト)です。脳血流シンチグラフィ検査1回あたりの被ばく線量はおよそ3.1~7.1mSvであり、健康被害の心配はないと考えられる線量です。裏面もかならずご確認ください。検査の目的や、投与するお薬によって、検査内容が異なります。1注射●検査薬を静脈に注射します。※検査の目的によっては、脳の血管を拡張させるお薬を投与する場合があります。2撮影●ベッドの上に仰向けになり、30分程度かけて撮影をおこないます。●検査の目的によっては、時間をおいてもう一度撮影をおこないます。※使用する検査薬の種類によっては、撮影時間が異なる場合があります。※検査の目的によっては、動脈から採血する場合があります。※検査時はネックレス等の貴金属類、また金具・ボタンなどのついた衣服や下着ははずしてください。検査前の確認事項以下の項目に該当する方はあらかじめ医師にお知らせください。●妊娠中または妊娠している可能性がある女性●授乳中の女性●乳幼児がいる方●これまで何かのお薬でアレルギー反応を起こした方●治療中のためお薬を服用中の方●______________________________________________________●______________________________________________________※食事や飲み物の制限はありません。ご不明な点、ご不安に感じる点がありましたら、お気軽に検査スタッフにお尋ねください。なお、ご都合により検査を受けられない場合、また検査の時間に遅れる場合にはかならずご連絡ください。病院名および連絡先作成:脳血流シンチグラフィの流れ