2022年3月改訂(第11版)日本標準商品分類番号874300医薬品インタビューフォーム日本病院薬剤師会のIF記載要領2018(2019年更新版)に準拠して作成放射性医薬品/心臓疾患診断薬・腫瘍(脳,甲状腺,肺,骨・軟部,縦隔)診断薬・副甲状腺疾患診断薬日本薬局方塩化タリウム(201Tl)注射液剤形製剤の規制区分規格・含量一般名製造販売承認年月日薬価基準収載・販売開始年月日製造販売(輸入)・提携・販売会社名医薬情報担当者の連絡先問い合わせ窓口注射剤処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)シリンジ入り:1シリンジ中,塩化タリウム(201Tl)液として,74MBq/1.0mL・111MBq/1.5mL・148MBq/2.0mLを含有(検定日時)バイアル入り:1バイアル中,塩化タリウム(201Tl)液として,74MBq/1.0mL・111MBq/1.5mL・148MBq/2.0mL・222MBq/3.0mL・296MBq/4.0mL・370MBq/5.0mLを含有(検定日時)注)バイアルは本邦では2020年3月末に販売中止となっている.和名:塩化タリウム(201Tl)洋名:Thallium(201Tl)Chloride製造販売承認年月日:1991年12月20日薬価基準収載年月日:1991年12月20日販売開始年月日:1992年2月22日製造販売元:PDRファーマ株式会社PDRファーマ株式会社製品情報センター電話番号0120-383-624〒104-0031東京都中央区京橋2-14-1兼松ビルディングホームページ:https://www.pdradiopharma.com本IFは2022年3月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した。最新の情報は,独立行政法人医薬品医療機器総合機構の医薬品情報検索ページで確認してください。医薬品インタビューフォーム利用の手引きの概要-日本病院薬剤師会-1.医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として、医療用医薬品添付文書(以下、添付文書)がある。医療現場で医師・薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には、添付文書に記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合があり、製薬企業の医薬情報担当者(以下、MR)等への情報の追加請求や質疑により情報を補完してきている。この際に必要な情報を網羅的に入手するための項目リストとして医薬品インタビューフォーム(以下、IFと略す)が誕生した。1988年に日本病院薬剤師会(以下、日病薬)学術第2小委員会がIFの位置付け、IF記載様式、IF記載要領を策定し、その後1998年に日病薬学術第3小委員会が、2008年、2013年に日病薬医薬情報委員会がIF記載要領の改訂を行ってきた。IF記載要領2008以降、IFはPDF等の電子的データとして提供することが原則となった。これにより、添付文書の主要な改訂があった場合に改訂の根拠データを追加したIFが速やかに提供されることとなった。最新版のIFは、医薬品医療機器総合機構(以下、PMDA)の医療用医薬品情報検索のページ(http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/)にて公開されている。日病薬では、2009年より新医薬品のIFの情報を検討する組織として「インタビューフォーム検討会」を設置し、個々のIFが添付文書を補完する適正使用情報として適切か審査・検討している。2019年の添付文書記載要領の変更に合わせ、「IF記載要領2018」が公表され、今般「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」に関連する情報整備のため、その更新版を策定した。2.IFとはIFは「添付文書等の情報を補完し、医師・薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な、医薬品の品質管理のための情報、処方設計のための情報、調剤のための情報、医薬品の適正使用のための情報、薬学的な患者ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として、日病薬が記載要領を策定し、薬剤師等のために当該医薬品の製造販売又は販売に携わる企業に作成及び提供を依頼している学術資料」と位置付けられる。IFに記載する項目配列は日病薬が策定したIF記載要領に準拠し、一部の例外を除き承認の範囲内の情報が記載される。ただし、製薬企業の機密等に関わるもの及び利用者自らが評価・判断・提供すべき事項等はIFの記載事項とはならない。言い換えると、製薬企業から提供されたIFは、利用者自らが評価・判断・臨床適用するとともに、必要な補完をするものという認識を持つことを前提としている。IFの提供は電子データを基本とし、製薬企業での製本は必須ではない。3.IFの利用にあたって電子媒体のIFは、PMDAの医療用医薬品情報検索のページに掲載場所が設定されている。製薬企業は「医薬品インタビューフォーム作成の手引き」に従ってIFを作成・提供するが、IFの原点を踏まえ、医療現場に不足している情報やIF作成時に記載し難い情報等については製薬企業のMR等へのインタビューにより利用者自らが内容を充実させ、IFの利用性を高める必要がある。また、随時改訂される使用上の注意等に関する事項に関しては、IFが改訂されるまでの間は、製薬企業が提供する改訂内容を明らかにした文書等、あるいは各種の医薬品情報提供サービス等により薬剤師等自らが整備するとともに、IFの使用にあたっては、最新の添付文書をPMDAの医薬品医療機器情報検索のページで確認する必要がある。なお、適正使用や安全性の確保の点から記載されている「V.5.臨床成績」や「XII.参考資料」、「XIII.備考」に関する項目等は承認を受けていない情報が含まれることがあり、その取り扱いには十分留意すべきである。4.利用に際しての留意点IFを日常業務において欠かすことができない医薬品情報源として活用していただきたい。IFは日病薬の要請を受けて、当該医薬品の製造販売又は販売に携わる企業が作成・提供する、医薬品適正使用のための学術資料であるとの位置づけだが、記載・表現には医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の広告規則や販売情報提供活動ガイドライン、製薬協コード・オブ・プラクティス等の制約を一定程度受けざるを得ない。販売情報提供活動ガイドラインでは、未承認薬や承認外の用法等に関する情報提供について、製薬企業が医療従事者からの求めに応じて行うことは差し支えないとされており、MR等へのインタビューや自らの文献調査などにより、利用者自らがIFの内容を充実させるべきものであることを認識しておかなければならない。製薬企業から得られる情報の科学的根拠を確認し、その客観性を見抜き、医療現場における適正使用を確保することは薬剤師の本務であり、IFを利用して日常業務を更に価値あるものにしていただきたい。(2020年4月改訂)目次I.概要に関する項目…………………………………….11.開発の経緯……………………..12.製品の治療学的特性………………13.製品の製剤学的特性………………14.適正使用に関して周知すべき特性……15.承認条件及び流通・使用上の制限事項..16.RMPの概要……………………2II.名称に関する項目…………………………………….31.販売名…………………………32.一般名…………………………33.構造式又は示性式………………..34.分子式及び分子量………………..35.化学名(命名法)又は本質…………36.慣用名,別名,略号,記号番号……..3III.有効成分に関する項目………………………………41.物理化学的性質………………….42.有効成分の各種条件下における安定性..43.有効成分の確認試験法,定量法……..5IV.製剤に関する項目…………………………………….61.剤形…………………………..62.製剤の組成……………………..63.添付溶解液の組成及び容量…………64.力価…………………………..65.混入する可能性のある夾雑物……….66.製剤の各種条件下における安定性……67.調製法及び溶解後の安定性…………68.他剤との配合変化(物理化学的変化)..79.溶出性…………………………710.容器・包装……………………..711.別途提供される資材類…………….712.その他…………………………7V.治療に関する項目…………………………………….81.効能又は効果……………………82.効能又は効果に関連する注意……….83.用法及び用量……………………84.用法及び用量に関連する注意……….85.臨床成績……………………….8VI.薬効薬理に関する項目…………………………….111.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群112.薬理作用………………………11VII.薬物動態に関する項目…………………………….121.血中濃度の推移…………………122.薬物速度論的パラメータ………….123.母集団(ポピュレーション)解析…..134.吸収………………………….135.分布………………………….136.代謝………………………….147.排泄………………………….148.トランスポーターに関する情報……..149.透析等による除去率………………1410.特定の背景を有する患者…………..1511.その他………………………..15VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目…..161.警告内容とその理由………………162.禁忌内容とその理由………………163.効能又は効果に関連する注意とその理由164.用法及び用量に関連する注意とその理由165.重要な基本的注意とその理由……….166.特定の背景を有する患者に関する注意..167.相互作用………………………178.副作用………………………..189.臨床検査結果に及ぼす影響…………1810.過量投与………………………1811.適用上の注意…………………..1812.その他の注意…………………..18IX.非臨床試験に関する項目…………………………191.薬理試験………………………202.毒性試験………………………20X.管理的事項に関する項目…………………………211.規制区分………………………212.有効期間………………………213.包装状態での貯法………………..214.取扱い上の注意…………………215.患者向け資材…………………..216.同一成分・同効薬………………..217.国際誕生年月日…………………218.製造販売承認年月日及び承認番号,薬価基準収載年月日,販売開始年月日……..229.効能又は効果追加,用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容…………..2210.再審査結果,再評価結果公表年月日及びその内容………………………..2211.再審査期間…………………….2212.投薬期間制限に関する情報…………2213.各種コード…………………….2214.保険給付上の注意………………..22XI.文献…………………………………………………231.引用文献………………………232.その他の参考文献………………..23XII.参考資料……………………………………………241.主な外国での発売状況…………….242.海外における臨床支援情報…………24XIII.備考………………………………………………….251.調剤・服薬支援に際して臨床判断を行うにあたっての参考情報………………252.その他の関連資料………………..25I.概要に関する項目I.概要に関する項目1.開発の経緯1970年Kawanaら1)は,放射性タリウムが生体内で43Kと同様の行動をとることから,ヒトの心筋灌流シンチグラムに用いうることを示唆した.しかし当時は,十分量のタリウムの放射性同位元素を分離,精製することができず,実用化しなかった.1975年Lebowitzら2),3)は,201Tlの精製法及びヤギにこれを用いた心筋灌流シンチグラムを報告した.一方1975年Wackersら4)はヒトに201Tl心筋灌流シンチグラムを行い,正常例10例がすべて均質の馬蹄形または中腔の楕円形の像を呈したのに対し,11例の急性心筋梗塞では全例,心電図で予測された部位に集積の低下を認めたと報告した.従来の左室造影法や冠動脈造影による検査は,重症者などでは危険を伴うことがあるが,201Tlによる心筋シンチグラムでは非侵襲的に心筋を描画し得る.201Tlは正常の心筋細胞には取り込まれるが,急性・陳旧性を問わず梗塞部へは集積せず,欠損像として描画される5).1976年利波ら6)は,突然胸部痛を訴えた肺癌患者の心筋描画時に201Tlが肺癌病巣に集積することを認めた.これをきっかけに201Tlは悪性腫瘍患者の腫瘍スキャンニングの目的で臨床応用されるようになった.201Tlは甲状腺癌,肺癌の検出に優れており,骨・骨髄への集積が少ないため,骨格と重なる病巣の検出には特に有効である.また静注後,速やかにシンチグラムを得ることができる.2.製品の治療学的特性・心筋シンチグラフィによる心臓疾患の診断に有用である(9頁参照)7)~16).・腫瘍シンチグラフィによる,脳腫瘍,甲状腺腫瘍,肺腫瘍,骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍の診断に有用である(9頁参照).17),18)・副甲状腺シンチグラフィによる副甲状腺疾患の診断に有用である(9頁参照)19).・本品承認前の臨床試験では,総症例480例中,副作用は認められなかった.また、承認後の調査では,6,459症例中,副作用は認められなかった(再審査対象外品目)(9頁参照).3.製品の製剤学的特性・本品は,日本薬局方に収載されている放射性医薬品である(3頁参照).・シリンジ製品は前もってタングステンシールドが装着してあるので,シリンジを移し変える操作がなく被曝を低減する(7頁参照).4.適正使用に関して周知すべき特性適正使用に関する資材,最適使用推進ガイドライン等RMP追加のリスク最小化活動として作成されている資材最適使用推進ガイドライン保険適用上の留意事項通知5.承認条件及び流通・使用上の制限事項(1)承認条件該当しない(2)流通・使用上の制限事項有無無無無無(2022年3月時点)該当しない1I.概要に関する項目6.RMPの概要該当しない2II.名称に関する項目II.名称に関する項目1.販売名(1)和名塩化タリウム-Tl201注射液(2)洋名ThalliumChloride-Tl201Injection(3)名称の由来該当資料なし2.一般名(1)和名(命名法)塩化タリウム(201Tl)塩化タリウム(201Tl)注射液(日本薬局方,JAN,放射性医薬品基準)(2)洋名(命名法)Thallium(201Tl)ChlorideThallium(201Tl)ChlorideInjection(日本薬局方,JAN,放射性医薬品基準英文版)ThallousChlorideTl201Injection(USP)(3)ステム(stem)該当しない3.構造式又は示性式201TlCl4.分子式及び分子量分子式:201TlCl分子量:236.455.化学名(命名法)又は本質ThallousChlorideTl201(USP)6.慣用名,別名,略号,記号番号ThallousChloride(201TlCl)3III.有効成分に関する項目III.有効成分に関する項目本項目は,201Tlの核物理学的特性について記載する.1.物理化学的性質(1)外観・性状該当資料なし(2)溶解性該当資料なし(3)吸湿性該当資料なし(4)融点(分解点),沸点,凝固点該当資料なし(5)酸塩基解離定数該当資料なし(6)分配係数該当資料なし(7)その他の主な示性値201Tlの核物理学的特性:201Tlは周期律表第13族に属し,203Tl(p,3n)201Pb反応で生じた201Pbの崩壊(半減期9.4時間)により生成し,同時に生じた他核種から分離して得られる.1)物理的半減期72.912時間2)主なγ線エネルギー70.3keV(73.7%Hg-kα)135keV(2.6%)167keV(10.0%)3)減衰表経過時間残存放射能経過時間(時間)(%)(時間)-72198.34-66187.36-60176.98-54167.110-48157.812-42149.114-36140.816-30133.020-24125.624-18118.728-12112.132-6105.936010040298.1442.有効成分の各種条件下における安定性残存放射能(%)(時間)(%)96.34863.494.55261.092.75658.790.96056.589.26454.487.56852.485.97250.482.77648.679.68046.776.68445.073.88843.371.09241.768.49640.165.810038.6経過時間残存放射能該当資料なし4III.有効成分に関する項目3.有効成分の確認試験法,定量法確認試験法(1)本品について,放射性医薬品基準一般試験法物理的試験法ガンマ線測定法のGe半導体検出器による測定法により試験を行うとき,0.071(水銀201のX線),0.135及び0.167MeVにピークを認める.(2)放射化学的異物アセトニトリル/メタノール/塩酸/キシレン混液(17:5:2:1)を展開溶媒として,放射性医薬品基準一般試験法物理的試験法薄層クロマトグラフィーにより約10cm展開して試験を行うとき,塩化タリウム(201Tl)のスポット以外の放射能は薄層上の総放射能の5%以下である.薄層板は,薄層クロマトグラフィー用セルロースを用いて調製する.なお,塩化タリウム(201Tl)は,塩化タリウム溶液(1→4000)を同様に展開し,リンモリブデン酸試液及び臭化水素酸溶液(1→2)を噴霧したときの呈色により確認する.定量法本品の適当量について,放射性医薬品基準一般試験法物理的試験法ガンマ線測定法の放射能の定量により放射能を測定する.5IV.製剤に関する項目IV.製剤に関する項目1.剤形(1)剤形の区別剤形:注射剤(2)製剤の外観及び性状外観:無色澄明の液(3)識別コード該当しない(4)製剤の物性pH:4.0~8.0浸透圧比:約1(生理食塩液に対する比)(5)その他該当しない2.製剤の組成(1)有効成分(活性成分)の含量及び添加剤有効成分:検定日時において1.0mL中74MBqのタリウム201(201Tl)を塩化タリウムの形で含有する.添加剤:生理食塩液(適量)(2)電解質等の濃度該当しない(3)熱量該当しない3.添付溶解液の組成及び容量該当しない4.力価該当しない5.混入する可能性のある夾雑物銅(2ppm以下),タリウム(2ppm以下),重金属(5ppm以下)6.製剤の各種条件下における安定性25±2°Cで製造直後から製造11日後まで試験を行った結果,経時的に安定であることが確認された.7.調製法及び溶解後の安定性該当しない6IV.製剤に関する項目8.他剤との配合変化(物理化学的変化)該当資料なし9.溶出性該当しない10.容器・包装(1)注意が必要な容器・包装,外観が特殊な容器・包装に関する情報被曝軽減のため鉛容器に梱包されている.シリンジ入り製剤は,タングステン製のシールドをあらかじめ装着してある.(2)包装74MBq(1.0mL)[1シリンジ]、111MBq(1.5mL)[1シリンジ]、148MBq(2.0mL)[1シリンジ]なお,以下記載のバイアルは本邦では2020年3月末に販売中止となっている.74MBq(1.0mL)[1バイアル]、111MBq(1.5mL)[1バイアル]、148MBq(2.0mL)[1バイアル]、222MBq(3.0mL)[1バイアル]、296MBq(4.0mL)[1バイアル]、370MBq(5.0mL)[1バイアル](3)予備容量該当しない(4)容器の材質透明ガラス製容器11.別途提供される資材類プラスチックプランジャーもしくはタングステン製プランジャー注意:弊社製品専用のプランジャーである.問い合わせ先:弊社医薬情報担当者12.その他該当資料なし7V.治療に関する項目V.治療に関する項目1.効能又は効果○心筋シンチグラフィによる心臓疾患の診断○腫瘍シンチグラフィによる脳腫瘍、甲状腺腫瘍、肺腫瘍、骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍の診断○副甲状腺シンチグラフィによる副甲状腺疾患の診断2.効能又は効果に関連する注意設定されていない3.用法及び用量(1)用法及び用量の解説〈心筋シンチグラフィ〉通常、成人には201Tlとして74MBqを肘静脈より投与し、投与後5~10分よりシンチレーションカメラで正面像、左前斜位像、左側面像を含む多方向におけるシンチグラムを得る。なお、投与量は、年齢、体重及び検査方法により適宜増減する。〈腫瘍シンチグラフィ〉通常、成人には201Tlとして脳腫瘍では55.5~111MBq、甲状腺腫瘍、肺腫瘍、骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍では55.5~74MBqを静脈内に投与し、投与後5~10分よりシンチレーションカメラで被検部を撮像することによりシンチグラムを得る。必要に応じ、投与後約3時間に撮像を行う。なお、投与量は、年齢、体重及び検査方法により適宜増減する。〈副甲状腺シンチグラフィ〉通常、成人には201Tlとして74MBqを静脈内に投与し、投与後5~10分よりシンチレーションカメラで被検部を撮像することによりシンチグラムを得る。必要に応じ、甲状腺シンチグラフィによるサブトラクションを行う。なお、投与量は、年齢、体重及び検査方法により適宜増減する。(2)用法及び用量の設定経緯・根拠本剤を用いた臨床試験実施施設における用法及び用量を参考に設定した.4.用法及び用量に関連する注意設定されていない5.臨床成績(1)臨床データパッケージ該当しない(2)臨床薬理試験該当資料なし(3)用量反応探索試験該当資料なし8V.治療に関する項目(4)検証的試験1)有効性検証試験1心筋シンチグラフィ7)~16)臨床診断と一致したものを有効例とし,有効率(有効例数/症例数)を求めた.総症例282例中,237例(84.0%)が有効と判定された.主な疾患別の有効率は以下のとおり.疾患名有効例数/症例数心筋梗塞61/64心筋症10/14虚血性心疾患11/12狭心症5/14川崎病11/12冠不全10/10不整脈8/8右室肥大7/7弁膜性心疾患3/4左脚ブロック1/3先天性心疾患1/3総症例282例中,副作用は認められなかった.有効率95.3%71.4%91.7%35.7%91.7%100%100%100%75%33.3%33.3%2腫瘍シンチグラフィ17),18)総症例127例(脳腫瘍疑い48例,骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍疑い79例)のうち,有効性解析対象124例中,118例(95.2%)が有効と判定された.主な疾患別の有効率は以下のとおり.疾患脳腫骨腫軟部縦隔総症例127例中,副作用は認められなかった.3副甲状腺シンチグラフィ19)副甲状腺疾患患者50例中,46例(92.0%)が有効と判定された.疾患別の有効率は以下のとおり.疾患名有効例数/症例数有効率原発性副甲状腺機能亢進症14/1877.8%二次性副甲状腺機能亢進症32/32100%総症例50例中,副作用は認められなかった.2)安全性試験該当資料なし(5)患者・病態別試験該当資料なし(6)治療的使用1)使用成績調査(一般使用成績調査,特定使用成績調査,使用成績比較調査),製造販売後データベース調査,製造販売後臨床試験の内容承認後の調査では,6,459症例中,副作用は認められなかった.(再審査対象外品目)2)承認条件として実施予定の内容又は実施した調査・試験の概要名瘍瘍腫瘍有効例数/症例数有効率39/4097.5%25/2889.3%20/2290.9%腫瘍9/9100%該当資料なし9V.治療に関する項目(7)その他該当資料なし10VI.薬効薬理に関する項目VI.薬効薬理に関する項目1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群該当しない2.薬理作用(1)作用部位・作用機序Tlは1価のイオンが安定で,そのイオン半径はK+と似ている.したがって201Tl+は生体内においてK+と類似の挙動を示し,心筋細胞膜のNa+-K+ATPaseの働きにより速やかに能動的に細胞内に摂取される.腫瘍に関しての201Tlの集積機序は不明であるが,腫瘍のvascularityとの関係や,腫瘍親和性があるとされているアルカリ金属に類似していることなどが考えられている.(2)薬効を裏付ける試験成績心筋梗塞例における静注後の梗塞心筋部対正常心筋部比(MI/NM)は,5分後で0.68~0.97を示した8).(3)作用発現時間・持続時間該当資料なし201Tl静注後の梗塞心筋部対正常心筋比11VII.薬物動態に関する項目VII.薬物動態に関する項目1.血中濃度の推移(1)治療上有効な血中濃度該当資料なし(2)臨床試験で確認された血中濃度6例に本品37~74MBqを静注し,2分後から60分まで経時的に採血し201Tlの血中消失状態を検討した結果,2~3相の曲線を示し,急速相の半減期は2.5分と急速な減少を示した(2分後の値を100%とする)8).(3)中毒域該当資料なし(4)食事・併用薬の影響「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目」の「11.適用上の注意」参照.2.薬物速度論的パラメータ(1)解析方法該当資料なし(2)吸収速度定数該当資料なし(3)消失速度定数該当資料なし(4)クリアランス本項目の「1.血中濃度の推移」の「(2)臨床試験で確認された血中濃度」参照.(5)分布容積該当資料なし201Tlの血中クリアランス12VII.薬物動態に関する項目(6)その他該当資料なし3.母集団(ポピュレーション)解析(1)解析方法該当資料なし(2)パラメータ変動要因該当資料なし4.吸収該当資料なし5.分布(1)血液−脳関門通過性201Tlは血液-脳関門を通過しない.(2)血液―胎盤関門通過性該当資料なし(3)乳汁への移行性「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目」の「6.(6)授乳婦」参照.(4)髄液への移行性該当資料なし(5)その他の組織への移行性22例(正常1例,心筋梗塞7例,梗塞以外の虚血性心疾患7例,その他7例)において本品37~74MBq静注直後より10分までの各臓器の経時的変化を測定した結果,以下のように推移した(正常心筋中隔部の1分後の値を100%とする)8).201Tl静注後の各臓器の放射能の経時的変化○正常心筋部では静注後3分まで比較的速やかに減少し,その後ほぼ一定値となった.13VII.薬物動態に関する項目○梗塞心筋部では早期より低い集積を示し,経時的にわずかに減少した.○腎,脾及び肝では静注後3分まで比較的急速に増加し,その後ほぼ一定値となった.○肺では静注後3分までに急速に減少し,その後ゆるやかに減少した.(6)血漿蛋白結合率該当資料なし6.代謝(1)代謝部位及び代謝経路該当資料なし(2)代謝に関与する酵素(CYP等)の分子種,寄与率該当資料なし(3)初回通過効果の有無及びその割合該当資料なし(4)代謝物の活性の有無及び活性比,存在比率該当資料なし7.排泄4例にて中レベルヒューマンカウンタ(MUHC)にて201Tl静注後より10日までの全身残存率を線スキャンより求め,これより全身での有効半減期を求めた結果,平均2.22±0.46日であった8).201Tlの静注後の全身残存率本項目の「5.分布」の「(5)その他の組織への移行性」参照.8.トランスポーターに関する情報該当しない9.透析等による除去率血液透析:201Tlを92.5MBq投与した患者に23時間後透析を行った結果,4時間後のろ過液の放射能は約19%まで減少した20).14VII.薬物動態に関する項目10.特定の背景を有する患者「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目」の「6.特定の背景を有する患者に関する注意」参照.11.その他該当資料なし15VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目1.警告内容とその理由設定されていない2.禁忌内容とその理由設定されていない3.効能又は効果に関連する注意とその理由設定されていない4.用法及び用量に関連する注意とその理由設定されていない5.重要な基本的注意とその理由6.特定の背景を有する患者に関する注意(1)合併症・既往歴等のある患者設定されていない(2)腎機能障害患者設定されていない(3)肝機能障害患者設定されていない(4)生殖能を有する者設定されていない(5)妊婦<解説>生殖能力のある婦人に投与する場合,理想的には月経開始日から約10日間がよい21).(6)授乳婦9.6授乳婦診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。<解説>授乳中の婦人に201Tlを投与した場合の,投与から3日間の授汁中の201Tl濃度変化と,201Tl投与後の授乳中断期間と,幼児への放射線量の関係について以下の様に報告されている22).8.重要な基本的注意診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。9.5妊婦妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。16VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目乳汁中の201Tl濃度の変化授乳中の母親に111MBqの201Tlを投与した場合の1才児及び新生児の放射線量経過時間濃度※(hr)(Bq/mL)標的臓器※投与後の放射能の減衰を補正腎臓した値肝臓201Tl投与後の授乳中断時間2hr24hr48hr72hr96hr500hr1才児新生児0.000120.000280.0000340.0000760.0000770.000190.000140.000340.000740.00190.000990.00250.000370.00110.000700.00170.000490.000950.000640.00170.000170.000390.0000970.000230.0000940.000230.000180.000390.000140.000310.0000860.000200.000180.000410.0000710.000190.000340.000890.00190.00270.0000920.000220.00210.00290.000110.000220.000160.000350.000110.000270.000720.0013432610.75222副腎16.17199脳28.75128胸部37123胆嚢壁41.5134大腸上部壁53.25100小腸58.25101胃65.5115大腸下部壁71.8387心臓1才児新生児1才児新生児1才児新生児1才児新生児1才児新生児0.150.350.0930.210.0610.140.0430.100.0310.0710.0430.0950.0260.0580.0170.0380.0120.0270.00860.0190.0960.240.0580.150.0390.0980.0270.0690.0190.0490.180.430.110.260.0720.170.0510.120.0360.0860.932.30.561.40.370.930.260.660.190.471.203.10.751.90.501.20.350.880.250.630.461.40.280.840.190.550.130.390.0930.280.872.10.531.30.350.850.250.600.180.430.611.20.370.720.240.480.170.340.120.240.802.10.481.30.320.830.230.590.160.420.220.490.130.300.0870.200.0620.140.0440.098肺0.120.290.0740.180.0490.120.0340.0820.0250.058筋肉0.120.290.0710.170.0470.120.0330.0810.0240.058卵巣0.220.480.130.290.0880.190.0620.140.0440.097膵臓0.170.380.100.230.0680.150.0480.110.0340.078骨髄0.110.260.0650.160.0430.100.030.0730.0220.052骨表面0.220.520.140.310.0900.210.0630.150.0450.10皮膚0.0890.230.0540.140.0360.0930.0250.0660.0180.047脾臓0.431.10.260.680.170.450.120.320.0870.23睾丸2.403.41.42.10.951.40.670.970.480.69胸腺0.110.280.0700.170.0460.110.0320.0790.0230.056甲状腺2.603.61.62.21.01.40.731.00.520.72膀胱壁0.140.280.0820.280.0540.110.0380.0790.0270.056子宮0.200.440.120.270.0810.180.0570.120.0410.089全身0.140.340.0860.210.0570.140.040.0970.0290.069実効線量当量0.901.60.540.960.360.630.250.450.180.32単位:吸収線量;mGy,実効線量当量;mSv(7)小児等9.7小児等小児等を対象とした臨床試験は実施していない。<解説>放射性医薬品の小児投与量に関しては数多くの算出法が考案されているが,次式による算出値が最も一般的である23).Y+1小児投与量=成人投与量×<参考>日本核医学会小児核医学検査適正施行検討委員会:小児核医学検査適正施行のコンセンサスガイドライン2020第1部:小児核医学検査の適正投与量.http://jsnm.org/archives/4675/(2022年3月閲覧)(8)高齢者9.8高齢者患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。7.相互作用(1)併用禁忌とその理由設定されていない(2)併用注意とその理由設定されていない(Y:年齢)(投与量は放射能を示す)Y+717VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目8.副作用(1)重大な副作用と初期症状設定されていない(2)その他の副作用11.副作用次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。11.2その他の副作用頻度不明過敏症皮膚発赤、多形滲出性紅斑、発疹、小丘疹、蕁麻疹、そう痒感、眼瞼浮腫等消化器嘔吐、嘔気循環器血圧低下、血圧上昇呼吸器喘息様発作その他気分不良、潮紅、手足の感覚異常、薬品臭、口内苦味感9.臨床検査結果に及ぼす影響設定されていない10.過量投与設定されていない11.適用上の注意14.適用上の注意14.1薬剤投与時の注意〈効能共通〉14.1.1両頭針を取りつける際、プランジャーロッドを押さないようにすること。14.1.2シリンジ中にごくわずかに気泡が含まれている場合がある。注射液を投与してもこの気泡は通常シリンジ内に残るが、誤って投与することのないよう気泡の位置に注意しながら投与すること。〈心筋シンチグラフィ〉14.1.3心臓と重なる肝臓等への集積増加を防止するため検査前の一食は絶食が望ましい24)。<解説>14.1.3食物摂取時には胃・肝臓などへの集積が増加する24).12.その他の注意(1)臨床使用に基づく情報設定されていない<参考>(社)日本アイソトープ協会医学・薬学部会放射性医薬品安全性専門委員会の「放射性医薬品副作用事例調査報告」において,まれにアレルギー反応(発疹,そう痒感など)があらわれることがあると報告されている.(2)非臨床試験に基づく情報設定されていない18IX.非臨床試験に関する項目IX.非臨床試験に関する項目(分布)ウィスター系ラットの尾静脈より塩化タリウム(201Tl)注射液を注入し,10分,30分,1時間,3時間,5時間,1日,3日,及び7日の各臓器の放射能を以下に示す.201Tlの静注後の各臓器の放射能推移MIRD法により計算した吸収線量は次のとおりである.臓器吸収線量(mGy/37MBq)全身1.0心臓1.7~3.2肺2.1肝臓1.9(排泄)臓器吸収線量(mGy/37MBq)脾臓0.9腎臓11.8睾丸2.2卵巣2.5(自社データ)ウィスター系ラットの尾静脈より塩化タリウム(201Tl)注射液を注入し,尿及び糞を1日目より採取し,7日目までの排泄率を以下に示す.塩化タリウム(201Tl)注射液は尿中よりも糞便中に多く排泄され,尿・糞便両者で1日目には約18%dose,3日目で約45%dose,7日目で約70%doseが体外へ排泄された.201Tlの投与量に対する排泄率19IX.非臨床試験に関する項目1.薬理試験(1)薬効薬理試験「VI.薬効薬理に関する項目」参照(2)安全性薬理試験該当資料なし(3)その他の薬理試験該当資料なし2.毒性試験(1)単回投与毒性試験タリウムの急性毒性LD50動物種マウスラット投与経路雄雌雄雌静注41.034.518.826.1・投与形:塩化タリウム・表示方法:単位体重あたりの塩化タリウムの重量(mg/kg)(2)反復投与毒性試験該当資料なし(3)遺伝毒性試験該当資料なし(4)がん原性試験該当資料なし(5)生殖発生毒性試験該当資料なし(6)局所刺激性試験該当資料なし(7)その他の特殊毒性該当資料なし20X.管理的事項に関する項目X.管理的事項に関する項目1.規制区分製剤:処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)有効成分:該当しない2.有効期間有効期間:検定日から3日間3.包装状態での貯法室温保存4.取扱い上の注意20.取扱い上の注意放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。放射性医薬品につき管理区域内でのみ使用すること.使用に際しては放射線を安全に遮蔽して行うこと.シリンジ入りには製品と包装(放射能量)の区別の目的から,フランジキャップに製品別の色を用いており,製品名の略称とMBq数の印字がされている.5.患者向け資材患者向け医薬品ガイド:なしくすりのしおり:なしその他の患者向け資材:狭心症と心筋梗塞,心筋血流シンチグラフィを受ける方へ,アデノシン負荷心筋血流6.同一成分・同効薬(1)同一成分薬シンチグラフィを受ける方へ(PDRファーマ株式会社ホームページhttps://www.pdradiopharma.com/hcw/medSupport/imagedb/参照)・塩化タリウム(201Tl)注NMP(2)同効薬心筋シンチグラフィ用剤として・ヘキサキス(2-メトキシイソブチルイソニトリル)テクネチウム(99mTc)注射液・テトロホスミンテクネチウム(99mTc)注射液7.国際誕生年月日該当資料なし21X.管理的事項に関する項目8.製造販売承認年月日及び承認番号,薬価基準収載年月日,販売開始年月日製造販売承認年月日:1991年12月20日承認番号:20300AMZ01005薬価基準収載年月日:1991年12月20日販売開始年月日:1992年2月22日9.効能又は効果追加,用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容「腫瘍シンチグラフィによる脳腫瘍,骨・軟部腫瘍及び縦隔腫瘍の診断」,「副甲状腺シンチグラフィによる副甲状腺疾患の診断」を効能追加することに伴う「効能又は効果」の変更と,それに伴う「用法及び用量」の変更に係る承認事項一部変更承認:1994年6月1日10.再審査結果,再評価結果公表年月日及びその内容該当しない11.再審査期間該当しない12.投薬期間制限に関する情報該当しない13.各種コード販売名HOT(9桁)番号厚生労働省薬価基準個別医薬品コードレセプト電算処理塩化タリウム-Tl201注射液14.保険給付上の注意該当しない109291203収載医薬品コード4300432A1018(YJコード)4300432A1042システム用コード64431012622XI.文献XI.文献1.引用文献1)KawanaMetal.JNuclMed.1970;11:333.2)LebowitzEetal.JNuclMed.1975;16:151-155.(PMID:1110421)3)Bradley-MoorePRetal.JNuclMed.1975;16:156-160.(PMID:1110422)4)WackersFJThetal.BritHeartJ.1975;37:741-744.(PMID:1156481)5)McLaughlinP.JAMA.1978;236:2439-2441.(PMID:989870)6)利波紀久ほか.Radioisotopes.1976;25:829-831.7)岡部真也ほか.日本医事新報.1976;2744:9.8)分校久志ほか.Radioisotopes.1976;25:794-799.9)村田啓ほか.心臓.1977;9:107-114.10)石井靖ほか.核医学.1976;13:787-797.(PMID:1035361)11)伊藤安彦ほか.核医学.1977;14:11-19.(PMID:557664)12)分校久志ほか.核医学.1977;14:477-484.(PMID:926445)13)仙田宏平ほか.日本医学放射線学会雑誌.1977;37:356-368.(PMID:267903)14)後藤雅博ほか.臨床放射線.1978;23:73-78.(PMID:628102)15)佐々木康人ほか.核医学.1978;15:577-585.(PMID:702934)16)石井勝巳ほか.Radioisotopes.1977;26:458-464.(PMID:578972)17)遠藤啓吾ほか.核医学.1994;31:53-61.(PMID:8309111)18)利波紀久ほか.核医学.1994;31:63-74.(PMID:8309112)19)福地稔ほか.核医学.1993;30:1481-1490.(PMID:8107319)20)SerranoMetal.HealthPhysics.1991;60:365-366.(PMID:1995508)21)RecommendationsoftheInternationalCommissiononRadiologicalProtection(AdoptedSeptember17,1965)ICRPPublication9,1966:p1122)JohnstonREetal.JNuclMed.1996;37:2079-2082.(PMID:8970538)23)(社)日本アイソトープ協会医学・薬学部会核医学イメージング規格化委員会.Radioisotopes.1988;37:627-632.(PMID:3222473)24)植原敏勇ほか.画像診断.1985;5:1053-1057.2.その他の参考文献1)放射性医薬品基準.厚生労働省告示第八十三号(平成二十五年三月二十九日)2)(社)日本アイソトープ協会編集.アイソトープ手帳,丸善東京,2011.3)厚生労働省「日本薬局方」ホームページ:第十七改正日本薬局方医薬品各条:599.4)USP35-NF30(U.S.Pharmacopeia-NationalFormulary)2012.23XII.参考資料XII.参考資料1.主な外国での発売状況塩化タリウム-Tl201注射液は,韓国・台湾・香港において発売されている.Thallium(201Tl)ChlorideInjectionは,現在欧米各国ほか多くの国で発売されている.またUSPにもThallousChlorideTl201Injectionの名称で収載されているので参考にされたい.2.海外における臨床支援情報(1)妊婦への投与に関する海外情報米国:PregnancyCategoryCTherearenoadequateorwell-controlledstudiesofThallousChlorideTl201Injectionuseinpregnantwomen.StudiesusinghumanplacentasdemonstratethatThallousChlorideTl201crossestheplacenta.Animalreproductivestudieshavenotbeenconducted.AdministerThallousChlorideTl201Injectiontoapregnantwomanonlyifclearlyneeded.NursingMothersThallousChlorideTl201isexcretedinhumanmilk.Advisepatientswhocontinuetobreastfeedtoexpressanddiscardmilkforaminimumof2weeksafteradministrationofThallousChlorideTl201.Minimizeclosecontactwithinfantsiftheadministereddosewouldresultinaneffectivedosegreaterthan1mSv(0.1rem)totheinfant.9.5妊婦妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。9.6授乳婦診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。(2)小児等への投与に関する海外情報9.7小児等小児等を対象とした臨床試験は実施していない。米国:PediatricUseRev:12/2018SafetyandeffectivenessofThallousChlorideTl201Injectioninpediatricpatientshavenotbeenestablished.Rev:12/201824XIII.備考XIII.備考1.調剤・服薬支援に際して臨床判断を行うにあたっての参考情報(1)粉砕該当しない(2)崩壊・懸濁性及び経管投与チューブの通過性該当しない2.その他の関連資料シリンジ入り製品使用方法1シールを取り,鉛容器の蓋をはずす.2シリンジが鉛容器に入ったままの状態でプランジャーロッドをねじこむ(図1).3プランジャーロッドを持って鉛容器から取り出す(図2).4シリンジの先端のゴムキャップをはずし,両頭針の短い方を取りつける.このとき長針側先端のカット面が投与時に上を向くように取りつける(図3).5患者に投与する(図4).〔注意事項〕○両頭針を取りつける際,プランジャーロッドを押さないようにして下さい.○シリンジ中にごくわずかに気泡が含まれている場合があります.注射液を投与してもこの気泡は通常シリンジ内に残りますが,誤って投与することのないよう気泡の位置に注意しながら投与して下さい.〔廃棄の方法〕注射針にカバーをつけた後,針をはずす.次にプランジャーロッドを取りつけた時と逆の方向に回し,取りはずす.フランジキャップを回して取りはずし,シールドからシリンジを抜取り廃棄する.25