2022年3月改訂(第10版)日本標準商品分類番号医薬品インタビューフォーム日本病院薬剤師会のIF記載要領2018(2019年更新版)に準拠して作成放射性医薬品/心疾患診断薬・骨疾患診断薬放射性医薬品基準ピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液調製用874300剤形製剤の規制区分規格・含量一般名製造販売承認年月日薬価基準収載・販売開始年月日製造販売(輸入)・提携・販売会社名医薬情報担当者の連絡先問い合わせ窓口凍結乾燥注射剤処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)1バイアル中,ピロリン酸ナトリウム(結晶)を20mg含有和名:ピロリン酸テクネチウム(99mTc)洋名:Technetium(99mTc)Pyrophosphate製造販売承認年月日:1978年5月18日薬価基準収載年月日:1979年4月19日販売開始年月日:1978年5月25日製造販売元:PDRファーマ株式会社PDRファーマ株式会社製品情報センター電話番号0120-383-624〒104-0031東京都中央区京橋2-14-1兼松ビルディングホームページ:https://www.pdradiopharma.com本IFは2022年3月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した。最新の情報は,独立行政法人医薬品医療機器総合機構の医薬品情報検索ページで確認してください。医薬品インタビューフォーム利用の手引きの概要-日本病院薬剤師会-1.医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として、医療用医薬品添付文書(以下、添付文書)がある。医療現場で医師・薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には、添付文書に記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合があり、製薬企業の医薬情報担当者(以下、MR)等への情報の追加請求や質疑により情報を補完してきている。この際に必要な情報を網羅的に入手するための項目リストとして医薬品インタビューフォーム(以下、IFと略す)が誕生した。1988年に日本病院薬剤師会(以下、日病薬)学術第2小委員会がIFの位置付け、IF記載様式、IF記載要領を策定し、その後1998年に日病薬学術第3小委員会が、2008年、2013年に日病薬医薬情報委員会がIF記載要領の改訂を行ってきた。IF記載要領2008以降、IFはPDF等の電子的データとして提供することが原則となった。これにより、添付文書の主要な改訂があった場合に改訂の根拠データを追加したIFが速やかに提供されることとなった。最新版のIFは、医薬品医療機器総合機構(以下、PMDA)の医療用医薬品情報検索のページ(http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/)にて公開されている。日病薬では、2009年より新医薬品のIFの情報を検討する組織として「インタビューフォーム検討会」を設置し、個々のIFが添付文書を補完する適正使用情報として適切か審査・検討している。2019年の添付文書記載要領の変更に合わせ、「IF記載要領2018」が公表され、今般「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」に関連する情報整備のため、その更新版を策定した。2.IFとはIFは「添付文書等の情報を補完し、医師・薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な、医薬品の品質管理のための情報、処方設計のための情報、調剤のための情報、医薬品の適正使用のための情報、薬学的な患者ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として、日病薬が記載要領を策定し、薬剤師等のために当該医薬品の製造販売又は販売に携わる企業に作成及び提供を依頼している学術資料」と位置付けられる。IFに記載する項目配列は日病薬が策定したIF記載要領に準拠し、一部の例外を除き承認の範囲内の情報が記載される。ただし、製薬企業の機密等に関わるもの及び利用者自らが評価・判断・提供すべき事項等はIFの記載事項とはならない。言い換えると、製薬企業から提供されたIFは、利用者自らが評価・判断・臨床適用するとともに、必要な補完をするものという認識を持つことを前提としている。IFの提供は電子データを基本とし、製薬企業での製本は必須ではない。3.IFの利用にあたって電子媒体のIFは、PMDAの医療用医薬品情報検索のページに掲載場所が設定されている。製薬企業は「医薬品インタビューフォーム作成の手引き」に従ってIFを作成・提供するが、IFの原点を踏まえ、医療現場に不足している情報やIF作成時に記載し難い情報等については製薬企業のMR等へのインタビューにより利用者自らが内容を充実させ、IFの利用性を高める必要がある。また、随時改訂される使用上の注意等に関する事項に関しては、IFが改訂されるまでの間は、製薬企業が提供する改訂内容を明らかにした文書等、あるいは各種の医薬品情報提供サービス等により薬剤師等自らが整備するとともに、IFの使用にあたっては、最新の添付文書をPMDAの医薬品医療機器情報検索のページで確認する必要がある。なお、適正使用や安全性の確保の点から記載されている「V.5.臨床成績」や「XII.参考資料」、「XIII.備考」に関する項目等は承認を受けていない情報が含まれることがあり、その取り扱いには十分留意すべきである。4.利用に際しての留意点IFを日常業務において欠かすことができない医薬品情報源として活用していただきたい。IFは日病薬の要請を受けて、当該医薬品の製造販売又は販売に携わる企業が作成・提供する、医薬品適正使用のための学術資料であるとの位置づけだが、記載・表現には医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の広告規則や販売情報提供活動ガイドライン、製薬協コード・オブ・プラクティス等の制約を一定程度受けざるを得ない。販売情報提供活動ガイドラインでは、未承認薬や承認外の用法等に関する情報提供について、製薬企業が医療従事者からの求めに応じて行うことは差し支えないとされており、MR等へのインタビューや自らの文献調査などにより、利用者自らがIFの内容を充実させるべきものであることを認識しておかなければならない。製薬企業から得られる情報の科学的根拠を確認し、その客観性を見抜き、医療現場における適正使用を確保することは薬剤師の本務であり、IFを利用して日常業務を更に価値あるものにしていただきたい。(2020年4月改訂)目次I.概要に関する項目…………………………………….11.開発の経緯……………………..12.製品の治療学的特性………………13.製品の製剤学的特性………………14.適正使用に関して周知すべき特性……15.承認条件及び流通・使用上の制限事項..16.RMPの概要……………………2II.名称に関する項目…………………………………….31.販売名…………………………32.一般名…………………………33.構造式又は示性式………………..34.分子式及び分子量………………..35.化学名(命名法)又は本質…………36.慣用名,別名,略号,記号番号……..3III.有効成分に関する項目………………………………41.物理化学的性質………………….42.有効成分の各種条件下における安定性..53.有効成分の確認試験法,定量法……..5IV.製剤に関する項目…………………………………….61.剤形…………………………..62.製剤の組成……………………..63.添付溶解液の組成及び容量…………64.力価…………………………..65.混入する可能性のある夾雑物……….66.製剤の各種条件下における安定性……67.調製法及び溶解後の安定性…………78.他剤との配合変化(物理化学的変化)..89.溶出性…………………………810.容器・包装……………………..811.別途提供される資材類…………….812.その他…………………………8V.治療に関する項目…………………………………….91.効能又は効果……………………92.効能又は効果に関連する注意……….93.用法及び用量……………………94.用法及び用量に関連する注意……….95.臨床成績……………………….9VI.薬効薬理に関する項目…………………………….111.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群112.薬理作用………………………11VII.薬物動態に関する項目…………………………….141.血中濃度の推移…………………142.薬物速度論的パラメータ………….143.母集団(ポピュレーション)解析…..154.吸収………………………….155.分布………………………….156.代謝………………………….157.排泄………………………….158.トランスポーターに関する情報……..169.透析等による除去率………………1610.特定の背景を有する患者…………..1611.その他………………………..16VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目…..171.警告内容とその理由………………172.禁忌内容とその理由………………173.効能又は効果に関連する注意とその理由174.用法及び用量に関連する注意とその理由175.重要な基本的注意とその理由……….176.特定の背景を有する患者に関する注意..177.相互作用………………………188.副作用………………………..189.臨床検査結果に及ぼす影響…………1910.過量投与………………………1911.適用上の注意…………………..1912.その他の注意…………………..19IX.非臨床試験に関する項目…………………………201.薬理試験………………………202.毒性試験………………………21X.管理的事項に関する項目…………………………221.規制区分………………………222.有効期間………………………223.包装状態での貯法………………..224.取扱い上の注意…………………225.患者向け資材…………………..226.同一成分・同効薬………………..227.国際誕生年月日…………………228.製造販売承認年月日及び承認番号,薬価基準収載年月日,販売開始年月日……..239.効能又は効果追加,用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容…………..2310.再審査結果,再評価結果公表年月日及びその内容………………………..2311.再審査期間…………………….2312.投薬期間制限に関する情報…………2313.各種コード…………………….2314.保険給付上の注意………………..23XI.文献…………………………………………………241.引用文献………………………242.その他の参考文献………………..24XII.参考資料……………………………………………251.主な外国での発売状況…………….252.海外における臨床支援情報…………25XIII.備考………………………………………………….261.調剤・服薬支援に際して臨床判断を行うにあたっての参考情報………………262.その他の関連資料………………..26I.概要に関する項目I.概要に関する項目1.開発の経緯(1)心シンチグラフィ1971年Eckelmanら1)はSnCl2・2H2Oを用いてinvitroで赤血球に99mTcを標識させる方法を発表し,次いで1974年Bardyら2)がStannousPyrophosphate(Sn-ピロリン酸)を用いてinvitroで99mTcと赤血球を結合させることに成功した.一方1975年Chanderら3)は,99mTc-ピロリン酸による骨シンチグラフィの後に99mTcO4-による脳シンチグラフィを行うと,赤血球のアクティビティが増加すると報告したが,それをもとにPavelら4)がSn-ピロリン酸を用いてinvivoで99mTcと赤血球を結合させることに成功した.国内でも,宮前ら5),朝倉ら6)により検討され,現在では安定性が高く血管外への漏出が少ない優れたシンチグラム剤として確立されている.(2)骨シンチグラフィ骨のRIimagingagentsとして1961年Flemingら7)が85Srを,1962年Blauら8)が18Fを,また1964年Charkesら9)が87mSrを用いた骨シンチグラフィを報告しているが,各々種々の要因によって一長一短があった.1972年Subramanianら10)が骨の新しいRIimagingagentとして99mTc-tripolyphosphateを骨スキャンニングに応用して以来,種々のリン酸化合物の試みがなされてきたが11)~13)1972年Perez14)によって比較的化学的に安定な物質として99mTc-ピロリン酸が報告された.2.製品の治療学的特性(1)心シンチグラフィ本品を用いた99mTc-invivo赤血球標識法は安定性が高く,テクネチウム人血清アルブミン(99mTc)注射液の様な血管外への漏出が少ない優れた心シンチグラフィ法として臨床診断に広く用いられている.(2)骨シンチグラフィ99mTc-ピロリン酸は患者への被曝が少なく15)~20),85Srの様に腸管への排泄がなく16),入手が容易で,99mTcO4-液を加えるだけで簡単に調製できるといった利点を有している.また,99mTc-ピロリン酸は注射後すみやかに尿中へ排泄され尿路系に移行するため多量水分摂取や頻回排尿はシンチグラムに好結果をもたらす16).3.製品の製剤学的特性本品は用時調製用のキットであり,緊急検査にも対応可能である.4.適正使用に関して周知すべき特性適正使用に関する資材,最適使用推進ガイドライン等RMP追加のリスク最小化活動として作成されている資材最適使用推進ガイドライン保険適用上の留意事項通知5.承認条件及び流通・使用上の制限事項(1)承認条件該当しない有無無無無無(2022年3月時点)1I.概要に関する項目(2)流通・使用上の制限事項該当しない6.RMPの概要該当しない2II.名称に関する項目II.名称に関する項目1.販売名(1)和名テクネ®ピロリン酸キット(2)洋名Techne®PyrophosphateKit(3)名称の由来有効成分であるピロリン酸ナトリウムをテクネチウム99m(99mTc)で用時調製するためのキットとして当初開発されたことから,テクネ®ピロリン酸キットと命名された.2.一般名(1)和名(命名法)ピロリン酸テクネチウム(99mTc)ピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液(放射性医薬品基準)(2)洋名(命名法)Technetium(99mTc)PyrophosphateTechnetium(99mTc)PyrophosphateInjection(放射性医薬品基準英文版)(3)ステム(stem)該当しない3.構造式又は示性式調製前の化合物:ピロリン酸ナトリウム・十水塩4.分子式及び分子量調製前の化合物:ピロリン酸ナトリウム・十水塩分子式:Na4P2O7・10H2O分子量:446.065.化学名(命名法)又は本質該当資料なし6.慣用名,別名,略号,記号番号・心シンチグラフィ用剤〔テクネチウム(99mTc)標識赤血球〕としてinvivo標識99mTc-赤血球,invivo99mTc-赤血球,invivo99mTc-RBC,invivo標識赤血球(99mTc-RBC),99mTc-invivo赤血球,Tc-99m-標識赤血球,Tc-99m-RBC・骨シンチグラフィ用剤として99mTc標識用ピロ燐酸キット(調製後の注射液として)99mTc-ピロリン酸,99mTcピロ燐酸,99mTc-PYP,99mTc-PP,99mTc-Pyrophosphate3III.有効成分に関する項目III.有効成分に関する項目本項目は,99mTcの核物理学的特性及びピロリン酸ナトリウムについて記載する.1.物理化学的性質(1)外観・性状無色~白色の結晶又は白色の結晶性粉末である.(2)溶解性水に溶けやすく,エタノール(95)に溶けない.(3)吸湿性該当資料なし(4)融点(分解点),沸点,凝固点融点:79.5°C(5)酸塩基解離定数該当資料なし(6)分配係数該当資料なし(7)その他の主な示性値99mTcの核物理学的特性1)物理的半減期2)主なγ線エネルギー141keV(89.1%)3)減衰表6.015時間経過時間(時間)-3-2-1012345678残存放射能経過時間(%)(時間)141.39125.910112.2111001289.11379.41470.81563.11656.21750.11844.61939.820残存放射能経過時間(%)(時間)(%)35.4218.931.6227.928.2237.125.1246.322.4255.619.9265.017.8274.515.8284.014.1293.512.6303.211.210.0残存放射能4III.有効成分に関する項目2.有効成分の各種条件下における安定性実生産スケールで製造した複数ロットについて,長期保存試験および苛酷試験を以下の試験条件および試験項目について実施した.(長期保存試験)テクネピロリン酸キット試験項目:性状,確認試験,pH,純度試験,定量試験,発熱性物質試験,無菌試験ピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液試験項目:性状,確認試験,pH,純度試験,ラット体内分布試験(苛酷試験)試験項目:性状、pH、純度試験試験長期保存試験苛酷試験ロット数保存条件保存期間結果テクネピロリン6酸キットしゃ光,2~8°C40週間9箇月規格の範囲内であった規格の範囲内であったピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液6室温24時間規格の範囲内であった3しゃ光,37°C3.有効成分の確認試験法,定量法(ピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液として)確認試験法(1)調製後の注射液について,放射性医薬品基準一般試験法物理的試験法ガンマ線測定法のGe半導体検出器による測定法により試験を行うとき,0.141MeVにピークを認める.(2)放射化学的異物調製後の注射液について,メタノール/アンモニア試液混液(17:3)を展開溶媒として,放射性医薬品基準一般試験法物理的試験法ろ紙クロマトグラフィーにより約15cm展開して試験を行うとき,原点付近以外の放射能はろ紙上の総放射能の5%以下である.定量法調製後の注射液の適当量について,放射性医薬品基準一般試験法物理的試験法ガンマ線測定法の放射能の定量により放射能を測定する.5IV.製剤に関する項目IV.製剤に関する項目1.剤形(1)剤形の区別剤形:凍結乾燥注射剤(2)製剤の外観及び性状外観:ピロリン酸ナトリウム(結晶):凍結乾燥された白色の粉末調製後注射液(ピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液):無色澄明の液(3)識別コード該当しない(4)製剤の物性調製後注射液:pH:4.5~5.5調製後注射液:浸透圧比:約1(生理食塩液に対する比)(5)その他注射剤の容器中の特殊な気体:窒素ガス2.製剤の組成(1)有効成分(活性成分)の含量及び添加剤有効成分:1バイアル中,ピロリン酸ナトリウム(結晶)20mgを含有する.添加剤:1バイアル中,塩化スズ(II)二水和物4mg,塩酸(適量)を含有する.(2)電解質等の濃度該当しない(3)熱量該当しない3.添付溶解液の組成及び容量該当しない4.力価該当しない5.混入する可能性のある夾雑物該当しない6.製剤の各種条件下における安定性本品を遮光して2~8°Cで少なくとも約25箇月間保存した場合,性状,pH,確認試験,純度試験,無菌試験,エンドトキシン試験及び定量試験の試験結果は規格にすべて適合した.6IV.製剤に関する項目7.調製法及び溶解後の安定性「V.治療に関する項目」の「3.用法及び用量」参照.調製時の注意事項・ゴム手袋等を着用し,放射性同位元素(RI)の汚染に備えるとともに無菌性に配慮すること.・バイアルのゴム栓表面は,あらかじめアルコール綿等で消毒すること.アルコール液が表面に残っていると,標識に影響を与える場合があるので乾燥した後,操作を始めること.・被曝を低減するために,シリンジシールドを使用すること.・クロスコンタミ回避のため,シリンジは操作ごとに必ず新しいものに取替えて使用すること.・還元剤の酸化防止や無菌性の観点から,バイアル内に空気を入れないこと,またバイアル内を陽圧にしないこと.・心シンチグラフィと骨シンチグラフィでは調製方法が異なるため,必ず事前に検査目的を確認してから調製作業を始めること.調製後の注意事項・調製後の希釈及び過テクネチウム酸ナトリウム注射液の追加をしないこと.・投与する前に,内容液に異物や着色などの異変がないか確認する.万一,異変が見られた場合は使用を中止すること.・本品は調製後6時間以内に投与すること.約25箇月間保存した本品より調製されたピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液を室温に7時間にわたり保存した場合,性状・不溶性異物,pH,確認試験,純度試験の結果は「放射性医薬品基準:ピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液」に適合した.同様に,9箇月間保存したキットより調製されたピロリン酸溶液を調製直後及び24時間にわたって室温に放置した後,テクネチウム(99mTc)標識赤血球を生成せしめた場合,血中,肝臓集積率及び赤血球標識率試験はいずれも良好な成績が得られる.尚,本品を生理食塩液で溶解後の安定性について以下に示す.本品を生理食塩液で溶解後,12日間にわたり4°C及び室温に保存した後のSnCl2・2H2Oの量本品を生理食塩液で溶解し,室温保存した後の99mTc-invivo赤血球標識法によるラット体内分布赤血球体内分布率(%)標識率全血液肺肝臓胃腎臓脛骨尿体(%)溶解直後93.3±0.274.4±3.91.78±0.195.79±0.280.62±0.612.27±0.200.13±0.040.05±0.0419.9±2.7溶解後1日93.8±0.279.7±8.61.80±0.526.61±1.220.49±0.082.50±0.280.15±0.020.06±0.0520.3±1.5溶解後3日94.8±0.680.0±7.52.18±0.636.20±1.270.50±0.172.68±0.850.15±0.040.08±0.0824.0±7.4溶解後7日93.7±0.884.1±1.01.67±0.116.23±0.810.59±0.092.89±0.780.15±0.010.19±0.1823.1±1.527(ウイスター系雄ラット3匹使用)IV.製剤に関する項目8.他剤との配合変化(物理化学的変化)該当資料なし9.溶出性該当しない10.容器・包装(1)注意が必要な容器・包装,外観が特殊な容器・包装に関する情報該当しない(2)包装2バイアル、10バイアル(3)予備容量該当しない(4)容器の材質透明ガラス製容器11.別途提供される資材類該当しない12.その他該当資料なし8V.治療に関する項目V.治療に関する項目1.効能又は効果○心シンチグラムによる心疾患の診断○骨シンチグラムによる骨疾患の診断2.効能又は効果に関連する注意設定されていない3.用法及び用量(1)用法及び用量の解説〈心シンチグラフィ〉本品を冷蔵庫から取り出し室温に戻した後、日局「生理食塩液」2~4mLを加え、よく振り混ぜた後、約半量を被検者に静注し、約30分後に放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液」370~740MBqを静注し、シンチレーションスキャナ又はシンチレーションカメラを用いて静注直後より速やかにディテクタを体外より胸部に向けて撮影することによりRIアンギオカルジオグラムを得、またRIアンギオカルジオグラフィ終了後に撮影することにより心プールシンチグラムを得る。〈骨シンチグラフィ〉本品を冷蔵庫から取り出し室温に戻した後、放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液」1~9mLを加えよく振り混ぜた後、室温に5分間放置する。調製されたピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液185~555MBqを被検者に静注し、1~6時間後にシンチレーションスキャナ又はシンチレーションカメラを用いてディテクタを体外より骨診断箇所に向けて走査又は撮影することにより骨シンチグラムを得る。(2)用法及び用量の設定経緯・根拠本剤を用いた臨床試験実施施設における用法及び用量を参考に設定した.4.用法及び用量に関連する注意設定されていない5.臨床成績(1)臨床データパッケージ該当しない(2)臨床薬理試験該当資料なし(3)用量反応探索試験該当資料なし9V.治療に関する項目(4)検証的試験1)有効性検証試験〈心シンチグラフィ〉国内臨床試験各種疾患患者の心シンチグラフィを行い,明瞭なイメージが得られたものを有効例とした場合の有効率(有効例数/症例数)は次のとおりである.疾患名有効例数/症例数有効率狭心症87/87100%心筋梗塞28/28100%心房中隔欠損症弁膜疾患15/15100%22/22100%動脈瘤12/12100%大動脈炎症候群シャント疾患脚ブロック9/9100%8/8100%7/7100%高血圧症7/7100%心不全6/6100%冠不全(疑い)動脈硬化症僧帽弁狭窄6/6100%6/6100%5/5100%心筋症5/5100%その他(正常例を含む)計283/283100%60/60100%全283例に対し,副作用は認められなかった.〈骨シンチグラフィ〉国内臨床試験各種疾患患者に骨シンチグラフィを行い,以下のような有効率(有効例数/症例数)を得た.疾患名原発性骨腫瘍転移性骨腫瘍その他の骨疾患その他計有効例数/症例数有効率85/85100%176/176100%368/368100%71/71100%700/700100%全700例に対し,副作用は認められなかった.2)安全性試験該当資料なし(5)患者・病態別試験該当資料なし(6)治療的使用1)使用成績調査(一般使用成績調査,特定使用成績調査,使用成績比較調査),製造販売後データベース調査,製造販売後臨床試験の内容承認後の調査では,4,200症例中,副作用は認められなかった.2)承認条件として実施予定の内容又は実施した調査・試験の概要該当資料なし(7)その他(再審査対象外品目)該当資料なし10VI.薬効薬理に関する項目VI.薬効薬理に関する項目1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群99mTc-リン酸化合物注意:関連のある化合物の効能又は効果等は,最新の添付文書を参照すること.2.薬理作用(1)作用部位・作用機序1)心シンチグラフィSn-ピロリン酸は赤血球表面に99mTcとの結合を可能とする準備状態を作り21),その後99mTcO4-を投与すると,30分後には標識率は96%になり5時間経過しても標識率は低下せずかえって上昇する傾向が認められる6).99mTcと赤血球が体内で結合する原理やその機序,結合部位などについては,なお不明な点があるとされているが,Hamiltonらも発表しているようにSnCl2の量が重要であり,10μg/kg以上22),朝倉ら6)の成績でも30μg/kg(SnCl2・2H2O)でよい成績が得られるとされている.SnCl2の働きは7価の99mTcを4価に還元しピロリン酸ナトリウム存在のもとに赤血球のβ鎖ヘモグロビン分画に不可逆的結合を容易ならしめる23)と考えられている.そしてSnCl2を単独で用いたときよりもSn-ピロリン酸を用いたほうが標識率が高く,また赤血球よりの99mTcの遊離が少ないことから,Snイオンの赤血球膜の通過や赤血球内のSnイオンの存在様式はピロリン酸を伴ったほうが安定すると考えられる24).2)骨シンチグラフィ99mTc-ピロリン酸の集積は静注後正常骨部で3時間後に,また病変骨部で4時間前後にピークを示し,病変骨部は正常骨部に比して緩やかに減少する16).また正常骨部に対する病変骨部の集積比は1.1~23.1の範囲である16).99mTc-リン酸化合物の骨集積機序に関しては未だ充分に解明されていないが,現在のところ骨組織を構成する無機質の主成分である,ハイドロキシアパタイトの結晶表面で絶えず行われているturnoverによって化学吸着するためと考えられており25),局所の骨塩代謝活性,骨代謝表面積及び局所血流量がその集積に影響を及ぼす因子と考えられている.(2)薬効を裏付ける試験成績1)心シンチグラフィ99mTcO4-投与後のテクネチウム(99mTc)標識赤血球標識率の経時的変動99mTcO4-を投与後30分には標識率は96%になり5時間経過しても標識率は低下せずかえって上昇する傾向が認められる6).11VI.薬効薬理に関する項目Sn-ピロリン酸の投与量と標識率の関係Sn-ピロリン酸の投与量(塩化スズ(II)二水和物として)は,33.3μg/kgのとき94.6±1.1%と最高値を示す.33.3μg/kgは体重60kgの人で1/2バイアルに相当する26).Sn-ピロリン酸と99mTcO4-の投与間隔と標識率の関係投与間隔30分でピークとなり,その後はほぼ平坦となっている6).2)骨シンチグラフィラット体内分布と経時的変動16)ラット各組織に対する骨集積比と経時的変動16)時間(hr)組織肺肝筋骨腎(単位:%/Dose/g)0.5125時間(hr)組織0.51250.2630.1760.9950.3870.1660.1364.863.322.392.700.2070.9330.1045.7655.673.133.270.3840.3040.274骨/肺18.518.927.920.70.950骨/肝4.98.66.26.00.20骨/筋29.324.455.528.4骨/腎2.01.21.81.7骨/血液9.29.615.018.9血液0.5310.34512VI.薬効薬理に関する項目99mTc-ピロリン酸の正常骨部及び病変骨部への集積量の経時的変動16)骨シンチグラムと骨X線写真における陽性病巣数の比較16)骨疾患(症例数)病巣数両検査上で共に陽性な病巣数17(73.9%)53(77.9%)3(100%)10(100%)骨シンチグラムのみで陽性な病巣数1(4.3%)11(16.2%)――骨X線写真のみで陽性な病巣数5(21.7%)*4(5.9%)――原発性悪性骨腫瘍(7)23転移性悪性骨腫瘍(19)68良性骨腫瘍(3)3その他(8)10合計(37)104――12(11.5%)――9(8.7%)*83(79.8%)*多発性骨髄腫2例における肋骨の病巣数が骨シンチグラム上で十分判別できないため,骨X線写真のみ陽性な病巣数が多くなっている.(3)作用発現時間・持続時間該当資料なし13VII.薬物動態に関する項目VII.薬物動態に関する項目1.血中濃度の推移(1)治療上有効な血中濃度該当資料なし(2)臨床試験で確認された血中濃度1)心シンチグラフィ「VI.薬効薬理に関する項目」の「2.(2)1)心シンチグラフィ」の「99mTcO4-投与後のテクネチウム(99mTc)標識赤血球標識率の経時的変動」のグラフを参照.2)骨シンチグラフィ(3)中毒域該当資料なし99mTcポリ燐酸及び99mTcピロ燐酸静注後の血清中99mTc濃度の経時的変動27)(4)食事・併用薬の影響該当資料なし2.薬物速度論的パラメータ(1)解析方法該当資料なし(2)吸収速度定数該当資料なし(3)消失速度定数該当資料なし(4)クリアランス「VII.薬物動態に関する項目」の「1.(2)臨床試験で確認された血中濃度」の項を参照.(5)分布容積該当資料なし(6)その他該当資料なし14VII.薬物動態に関する項目3.母集団(ポピュレーション)解析(1)解析方法該当資料なし(2)パラメータ変動要因該当資料なし4.吸収該当資料なし5.分布(1)血液−脳関門通過性該当資料なし(2)血液―胎盤関門通過性該当資料なし(3)乳汁への移行性心シンチグラフィの場合,RIの乳汁中への排泄は投与量の0.0061%とごくわずかである28).(4)髄液への移行性該当資料なし(5)その他の組織への移行性該当資料なし(6)血漿蛋白結合率該当資料なし6.代謝(1)代謝部位及び代謝経路該当資料なし(2)代謝に関与する酵素(CYP等)の分子種,寄与率該当資料なし(3)初回通過効果の有無及びその割合該当資料なし(4)代謝物の活性の有無及び活性比,存在比率該当資料なし7.排泄心シンチグラフィの場合,99mTcの尿中への排泄は3時間後までで投与量の10%であり,その大部分は初期に排泄される21).骨シンチグラフィの場合,99mTc-ピロリン酸は静注後速やかに尿中へ排泄される16).15VII.薬物動態に関する項目排泄率1)心シンチグラフィ2)骨シンチグラフィ99mTcの経時的尿中排泄率21)8.トランスポーターに関する情報該当しない9.透析等による除去率該当資料なし10.特定の背景を有する患者99mTcの経時的尿中排泄率16)「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目」の「6.特定の背景を有する患者に関する注意」参照.11.その他該当資料なし16VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目1.警告内容とその理由設定されていない2.禁忌内容とその理由設定されていない3.効能又は効果に関連する注意とその理由設定されていない4.用法及び用量に関連する注意とその理由設定されていない5.重要な基本的注意とその理由6.特定の背景を有する患者に関する注意(1)合併症・既往歴等のある患者設定されていない(2)腎機能障害患者設定されていない(3)肝機能障害患者設定されていない(4)生殖能を有する者設定されていない(5)妊婦<解説>生殖能力のある婦人に投与する場合,理想的には月経開始日から約10日間がよい29).8.重要な基本的注意診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。9.5妊婦妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。17VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目(6)授乳婦9.6授乳婦診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。<解説>赤血球への標識率が安定している事から,母親が授乳するかどうかに拘わらず,投与後24時間の間は乳児との接触を5時間に制限しなければならないとの報告がある30).骨シンチグラフィの場合,少なくとも12時間は授乳を中断した方が良いとの報告がある30).(7)小児等9.7小児等小児等を対象とした臨床試験は実施していない。<解説>放射性医薬品の小児投与量に関しては数多くの算出法が考案されているが,次式による算出値が最も一般的である31).Y+1小児投与量=成人投与量×(投与量は放射能を示す)<参考>日本核医学会小児核医学検査適正施行検討委員会:小児核医学検査適正施行のコンセンサスガイドライン2020第1部:小児核医学検査の適正投与量.http://jsnm.org/archives/4675/(2022年3月閲覧)(8)高齢者9.8高齢者患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。7.相互作用(1)併用禁忌とその理由設定されていない(2)併用注意とその理由設定されていない8.副作用(1)重大な副作用と初期症状設定されていない(Y:年齢)Y+711.副作用次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。18VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目(2)その他の副作用<解説>自発的に報告されたものである.9.臨床検査結果に及ぼす影響設定されていない10.過量投与設定されていない11.適用上の注意11.2その他の副作用頻度不明過敏症皮膚発赤、そう痒感循環器血圧低下、動悸、顔面紅潮呼吸器喘鳴消化器嘔気、嘔吐その他発熱14.適用上の注意14.1薬剤調製時の注意14.1.1本品の調製は無菌的に行い、また適当な鉛容器で遮蔽して行うこと。14.1.2本品の調製の際、バイアル内に空気を入れないこと、またバイアル内を陽圧にしないこと。14.1.3調製後は、放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。14.1.4本品は調製後6時間以内に投与すること。14.2薬剤投与時の注意〈心シンチグラフィ〉14.2.199mTc-invivo赤血球標識法施行時、三方活栓の使用など99mTcO4-が被検者へ静注される前にSn-ピロリン酸と接触すると、標識率の低下や腎への集積を認めることがある32)。〈骨シンチグラフィ〉14.2.299mTc-ピロリン酸は静注後速やかに尿中へ排泄されるため、多量の水分摂取や頻回排尿はシンチグラムに好結果をもたらす16)。12.その他の注意(1)臨床使用に基づく情報設定されていない<参考>(社)日本アイソトープ協会医学・薬学部会放射性医薬品安全性専門委員会の「放射性医薬品副作用事例調査報告」において,まれに血管迷走神経反応(悪心,嘔吐など),発熱,アレルギー反応(発赤,そう痒感など)などがあらわれることがあると報告されている.(2)非臨床試験に基づく情報設定されていない19IX.非臨床試験に関する項目IX.非臨床試験に関する項目(分布)(1)心シンチグラフィ99mTc-invivo赤血球標識法によるラット体内分布試験では,投与1時間後まで99mTcの90%以上が血中に存在する.肝臓への分布は投与30分後で約7%に達し以後減少する傾向がある.腎臓への分布は時間とともに増加し投与24時間後で約8%である.一方ラット体内における赤血球標識率は投与24時間後まで97%以上である.(2)骨シンチグラフィピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液をラットに投与すると,はじめ血液,肝臓,腎臓に集積がみられるが消失は極めてすみやかで,24時間後にはほとんど検出されない.脛骨への集積は初め投与総放射能の約1%と低いが8時間後まで徐々に増加し,その後漸減する.臓器単位重量当りの集積率は,腎臓,脛骨が他臓器に比べて著しく大きい.MIRD法により計算した吸収線量は次のとおりである.(1)心シンチグラフィ(2)骨シンチグラフィ臓器全身肺肝臓脾臓腎臓睾丸卵巣吸収線量(mGy/37MBq)臓器0.12全身0.15肺0.22肝臓0.09脾臓1.16腎臓0.27骨0.16睾丸卵巣吸収線量(mGy/37MBq)0.150.120.211.221.400.150.590.38(排泄)(1)心シンチグラフィ尿中には投与24時間後で約30%が排泄される.(2)骨シンチグラフィ体外への排泄は非常に速かで投与24時間後には約80%が尿中に排泄される.1.薬理試験(1)薬効薬理試験「VI.薬効薬理に関する項目」参照(2)安全性薬理試験該当資料なし(3)その他の薬理試験該当資料なし20(自社データ)IX.非臨床試験に関する項目2.毒性試験(1)単回投与毒性試験1)ピロリン酸ナトリウムの急性毒性ピロリン酸ナトリウムの急性毒性(LD50・mg/kg)動物種マウス(雄・雌各80匹)投与経路雄雌雄雌静注60.362.041.340.0・投与形:ピロリン酸ナトリウムの生理食塩溶液・表示方法:単位体重あたりのピロリン酸ナトリウムの重量(mg/kg)2)塩化スズ(II)二水和物の急性毒性33)ラット(雄・雌各80匹)Snの急性毒性(LD・mg/kg)動物種LDラットLD10・投与形:塩化スズ(II)二水和物の10%グルコン酸ナトリウム溶液・表示方法:単位体重あたりのSn元素の重量(mg/kg)(2)反復投与毒性試験塩化スズ(II)二水和物の慢性毒性34)ラット(雄・雌各100匹以上)にSnとして5μg/mLを含む飲料水(約36.68μgSn/体重100g/日)を乳離れした時期より与え続けたところ,コントロール群に比し軽度の肝脂肪の変化及び軽度の腎尿細管空胞の変化の出現率が有意に増加した.また,雌においてわずかに寿命が短くなった.しかし,成長率,心臓重量,血液及び尿検査所見,血圧,腫瘍発生率,その他の病理学的所見にほとんど影響は見られなかった.(3)遺伝毒性試験該当資料なし(4)がん原性試験該当資料なし(5)生殖発生毒性試験該当資料なし(6)局所刺激性試験該当資料なし(7)その他の特殊毒性該当資料なし投与経路静注812LD5021X.管理的事項に関する項目X.管理的事項に関する項目1.規制区分製剤:処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)有効成分:該当しない2.有効期間有効期間:製造日から24箇月間3.包装状態での貯法2~8°C保存4.取扱い上の注意・調製後は,放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存.・放射性医薬品につき管理区域内でのみ使用すること.・「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目」の「11.適用上の注意」参照.5.患者向け資材患者向け医薬品ガイド:なしくすりのしおり:なしその他の患者向け資材:核医学検査を受ける方へ(PDRファーマ株式会社ホームページ6.同一成分・同効薬(1)同一成分該当しない(2)同効薬1)心シンチグラフィ用剤としてhttps://www.pdradiopharma.com/hcw/medSupport/imagedb/参照)・ヘキサキス(2-メトキシイソブチルイソニトリル)テクネチウム(99mTc)注射液・テクネチウム人血清アルブミン(99mTc)注射液・テトロホスミンテクネチウム(99mTc)注射液・人血清アルブミンジエチレントリアミン五酢酸テクネチウム(99mTc)注射液2)骨シンチグラフィ用剤として・メチレンジホスホン酸テクネチウム(99mTc)注射液・ヒドロキシメチレンジホスホン酸テクネチウム(99mTc)注射液7.国際誕生年月日該当資料なし22X.管理的事項に関する項目8.製造販売承認年月日及び承認番号,薬価基準収載年月日,販売開始年月日製造販売承認年月日:1978年5月18日承認番号:15300AMZ00530薬価基準収載年月日:1979年4月19日販売開始年月日:1978年5月25日9.効能又は効果追加,用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容1982年11月30日:「心シンチグラムによる心疾患の診断」の効能・効果,用法・用量追加.10.再審査結果,再評価結果公表年月日及びその内容該当しない11.再審査期間該当しない12.投薬期間制限に関する情報該当しない13.各種コード販売名テクネ®ピロリン酸キット14.保険給付上の注意HOT(9桁)番号114352202厚生労働省薬価基準個別医薬品コードレセプト電算処理収載医薬品コード4300408D1029(YJコード)4300408D1029システム用コード644310039適応外の病名に対して次の保険診療が認められた.(使用例;原文)原則として,「放射性医薬品基準ピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液調製用【注射液】」を「心シンチグラムによる心疾患の診断」目的で骨シンチグラムと同様の用法により使用した場合,当該使用事例を審査上認める.(留意事項;原文)(1)心アミロイドーシス,急性心筋梗塞等,心シンチグラムによる診断が有用な症例において使用されるべきであること.(2)当該使用例の用法・用量本品を冷蔵庫から取り出し室温に戻した後,放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液」1~9mLを加え良く振り混ぜた後,室温に5分間放置する.調製されたピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液370~740MBqを被検者に静注し、1~6時間後にシンチレーションカメラを用いて胸部を撮影することにより心シンチグラムを得る.(医薬品の適応外使用に係る保険診療上の取扱いについて(保医発1026第1号令和2年10月26日)23XI.文献XI.文献1.引用文献1)EckelmanWetal.JNuclMed.1971;12:22-24.(PMID:5539900)2)BardyAetal.JNuclMed.1975;16:435-437.(PMID:53279)3)ChandlerWMetal.JNuclMed.1975;16:518.4)PavelDGetal.JNuclMed.1977;18:305-308.(PMID:839281)5)宮前達也ほか.核医学.1977;14:700.6)朝倉浩一ほか.核医学.1978;15:943-951.(PMID:216829)7)FlemingWHetal.Radiology.1961;77:635-636.(PMID:13893538)8)BlauMetal.JNuclMed.1962;3:332-334.(PMID:13869926)9)CharkesNDetal.JNuclMed.1964;5:168-179.(PMID:14152553)10)SubramanianGetal.Radiology.1971;99:192-196.(PMID:5548678)11)SubramanianGetal.Radiology.1972;102:701-704.(PMID:5060184)12)CastronovoFPetal.JNuclMed.1972;13:823-827.(PMID:5080015)13)SubramanianGetal.JNuclMed.1972;13:947-950.(PMID:4628825)14)PerezRetal.NuclMed.1972;13:788-789.15)杉浦勲ほか.核医学.1975;12:57-66.(PMID:1056487)16)仙田宏平ほか.臨床放射線.1975;20:301-308.17)飯森又郎ほか.Radioisotopes.1975;24:486-491.18)小野慈ほか.Radioisotopes.1975;24:633-638.19)宮前達也ほか.基礎と臨床.1975;9:2895-2902.20)藤原寿則ほか.臨床放射線.1975;20:1163-1169.21)関守雄ほか.核医学技術.1981;1:3-6.22)浅原朗.交通医学.1981;35:125-135.23)HamiltonRGetal.JNuclMed.1977;18:1010-1013.(PMID:903468)24)DewanjeeMK.JNuclMed.1974;15:703-706.(PMID:4841822)25)ColombettiLGetal.JNuclMed.1976;BdXV/Heft5.26)FrancisMD.CalcifTissueRes.1969;3:151-162.(PMID:5769901)27)浜本研ほか.核医学.1974;11:637-645.(PMID:4377014)28)RecommendationsoftheInternationalCommissiononRadiologicalProtection(AdoptedSeptember17,1965)ICRPPublication9,1966:p1129)AhlgrenLetal.JNuclMed.1985;26:1085-1090.(PMID:4032049)30)HardingLKetal.EurJNuclMed.1995;22:BP17.31)(社)日本アイソトープ協会医学・薬学部会核医学イメージング規格化委員会.Radioisotopes.1988;37:627-632.(PMID:3222473)32)楢橋晋一ほか.核医学.1986;23:505-511.(PMID:3016387)33)McRaeJetal.JNuclMed.1974;15:151-155.(PMID:4813221)34)SchroederHAetal.JNutrition.1968;96:37-45.2.その他の参考文献1)放射性医薬品基準.厚生労働省告示第八十三号(平成二十五年三月二十九日)2)(社)日本アイソトープ協会編集.アイソトープ手帳,丸善東京,2011.3)USP35-NF30(U.S.Pharmacopeia-NationalFormulary)2012.24XII.参考資料XII.参考資料1.主な外国での発売状況Techne®PyrophosphateKitは,韓国・台湾・香港において発売されている.またUSPにもTechnetiumTc99mPyrophosphateInjectionの名称で収載されているので参考にされたい.2.海外における臨床支援情報(1)妊婦への投与に関する海外情報米国:PregnancyCategoryCAnimalreproductionstudieshavenotbeenconductedwithTechnetiumTC99MPyrophosphateInjection.Itisalsonotknownwhetherthisdrugcancausefetalharmwhenadministeredtoapregnantwomanorcanaffectreproductioncapacity.TechnetiumTC99MPyrophosphateInjectionshouldbegiventoapregnantwomanonlyifclearlyneeded.Ideally,examinationsusingradiopharmaceuticals,especiallythoseelectiveinnature,ofawomanofchildbearingcapabilityshouldbeperformedduringthefirstfew(approximately10)daysfollowingtheonsetofmenses.NursingMothersTechnetiumTc99misexcretedinhumanmilkduringlactation,therefore,formulafeedings9.5妊婦妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。9.6授乳婦診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。shouldbesubstitutedforbreastfeeding.(2)小児等への投与に関する海外情報9.7小児等小児等を対象とした臨床試験は実施していない。米国:PediatricUseSafetyandeffectivenessinpediatricpatientshavenotbeenestablished.Rev:12/2019Rev:12/201925XIII.備考XIII.備考1.調剤・服薬支援に際して臨床判断を行うにあたっての参考情報(1)粉砕該当しない(2)崩壊・懸濁性及び経管投与チューブの通過性該当しない2.その他の関連資料該当資料なし26