2022年3月改訂(第13版)日本標準商品分類番号医薬品インタビューフォーム日本病院薬剤師会のIF記載要領2018(2019年更新版)に準拠して作成放射性医薬品/甲状腺疾患治療薬・甲状腺疾患診断薬日本薬局方ヨウ化ナトリウム(131I)カプセル874300剤形製剤の規制区分規格・含量一般名製造販売承認年月日薬価基準収載・販売開始年月日製造販売(輸入)・提携・販売会社名医薬情報担当者の連絡先問い合わせ窓口硬カプセル剤処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)ヨウ化ナトリウムカプセル-1号,-3号,-5号,-30号,-50号1カプセル中,ヨウ化ナトリウム(131I)液として,37MBq(1号)・111MBq(3号)・185MBq(5号)・1.11GBq(30号)・1.85GBq(50号)を含有(検定日時)和名:ヨウ化ナトリウム(131I)洋名:SodiumIodide(131I)ヨウ化ナトリウムカプセル-1号,-3号,-5号,-50号製造販売承認年月日:1990年8月2日薬価基準収載年月日:1990年8月2日販売開始年月日:1990年10月1日ヨウ化ナトリウムカプセル-30号製造販売承認年月日:2004年2月12日薬価基準収載年月日:2004年2月12日販売開始年月日:2004年7月24日製造販売元:PDRファーマ株式会社PDRファーマ株式会社製品情報センター電話番号0120-383-624〒104-0031東京都中央区京橋2-14-1兼松ビルディングホームページ:https://www.pdradiopharma.com本IFは2022年3月改訂の添付文書の記載に基づき改訂した。最新の情報は,独立行政法人医薬品医療機器総合機構の医薬品情報検索ページで確認してください。医薬品インタビューフォーム利用の手引きの概要-日本病院薬剤師会-1.医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として、医療用医薬品添付文書(以下、添付文書)がある。医療現場で医師・薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には、添付文書に記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合があり、製薬企業の医薬情報担当者(以下、MR)等への情報の追加請求や質疑により情報を補完してきている。この際に必要な情報を網羅的に入手するための項目リストとして医薬品インタビューフォーム(以下、IFと略す)が誕生した。1988年に日本病院薬剤師会(以下、日病薬)学術第2小委員会がIFの位置付け、IF記載様式、IF記載要領を策定し、その後1998年に日病薬学術第3小委員会が、2008年、2013年に日病薬医薬情報委員会がIF記載要領の改訂を行ってきた。IF記載要領2008以降、IFはPDF等の電子的データとして提供することが原則となった。これにより、添付文書の主要な改訂があった場合に改訂の根拠データを追加したIFが速やかに提供されることとなった。最新版のIFは、医薬品医療機器総合機構(以下、PMDA)の医療用医薬品情報検索のページ(http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/)にて公開されている。日病薬では、2009年より新医薬品のIFの情報を検討する組織として「インタビューフォーム検討会」を設置し、個々のIFが添付文書を補完する適正使用情報として適切か審査・検討している。2019年の添付文書記載要領の変更に合わせ、「IF記載要領2018」が公表され、今般「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」に関連する情報整備のため、その更新版を策定した。2.IFとはIFは「添付文書等の情報を補完し、医師・薬剤師等の医療従事者にとって日常業務に必要な、医薬品の品質管理のための情報、処方設計のための情報、調剤のための情報、医薬品の適正使用のための情報、薬学的な患者ケアのための情報等が集約された総合的な個別の医薬品解説書として、日病薬が記載要領を策定し、薬剤師等のために当該医薬品の製造販売又は販売に携わる企業に作成及び提供を依頼している学術資料」と位置付けられる。IFに記載する項目配列は日病薬が策定したIF記載要領に準拠し、一部の例外を除き承認の範囲内の情報が記載される。ただし、製薬企業の機密等に関わるもの及び利用者自らが評価・判断・提供すべき事項等はIFの記載事項とはならない。言い換えると、製薬企業から提供されたIFは、利用者自らが評価・判断・臨床適用するとともに、必要な補完をするものという認識を持つことを前提としている。IFの提供は電子データを基本とし、製薬企業での製本は必須ではない。3.IFの利用にあたって電子媒体のIFは、PMDAの医療用医薬品情報検索のページに掲載場所が設定されている。製薬企業は「医薬品インタビューフォーム作成の手引き」に従ってIFを作成・提供するが、IFの原点を踏まえ、医療現場に不足している情報やIF作成時に記載し難い情報等については製薬企業のMR等へのインタビューにより利用者自らが内容を充実させ、IFの利用性を高める必要がある。また、随時改訂される使用上の注意等に関する事項に関しては、IFが改訂されるまでの間は、製薬企業が提供する改訂内容を明らかにした文書等、あるいは各種の医薬品情報提供サービス等により薬剤師等自らが整備するとともに、IFの使用にあたっては、最新の添付文書をPMDAの医薬品医療機器情報検索のページで確認する必要がある。なお、適正使用や安全性の確保の点から記載されている「V.5.臨床成績」や「XII.参考資料」、「XIII.備考」に関する項目等は承認を受けていない情報が含まれることがあり、その取り扱いには十分留意すべきである。4.利用に際しての留意点IFを日常業務において欠かすことができない医薬品情報源として活用していただきたい。IFは日病薬の要請を受けて、当該医薬品の製造販売又は販売に携わる企業が作成・提供する、医薬品適正使用のための学術資料であるとの位置づけだが、記載・表現には医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の広告規則や販売情報提供活動ガイドライン、製薬協コード・オブ・プラクティス等の制約を一定程度受けざるを得ない。販売情報提供活動ガイドラインでは、未承認薬や承認外の用法等に関する情報提供について、製薬企業が医療従事者からの求めに応じて行うことは差し支えないとされており、MR等へのインタビューや自らの文献調査などにより、利用者自らがIFの内容を充実させるべきものであることを認識しておかなければならない。製薬企業から得られる情報の科学的根拠を確認し、その客観性を見抜き、医療現場における適正使用を確保することは薬剤師の本務であり、IFを利用して日常業務を更に価値あるものにしていただきたい。(2020年4月改訂)目次I.概要に関する項目…………………………………….11.開発の経緯……………………..12.製品の治療学的特性………………13.製品の製剤学的特性………………14.適正使用に関して周知すべき特性……15.承認条件及び流通・使用上の制限事項..16.RMPの概要……………………1II.名称に関する項目…………………………………….21.販売名…………………………22.一般名…………………………23.構造式又は示性式………………..24.分子式及び分子量………………..25.化学名(命名法)又は本質…………26.慣用名,別名,略号,記号番号……..2III.有効成分に関する項目………………………………31.物理化学的性質………………….32.有効成分の各種条件下における安定性..33.有効成分の確認試験法,定量法……..4IV.製剤に関する項目…………………………………….51.剤形…………………………..52.製剤の組成……………………..53.添付溶解液の組成及び容量…………54.力価…………………………..65.混入する可能性のある夾雑物……….66.製剤の各種条件下における安定性……67.調製法及び溶解後の安定性…………68.他剤との配合変化(物理化学的変化)..69.溶出性…………………………610.容器・包装……………………..611.別途提供される資材類…………….712.その他…………………………7V.治療に関する項目…………………………………….81.効能又は効果……………………82.効能又は効果に関連する注意……….83.用法及び用量……………………84.用法及び用量に関連する注意……….85.臨床成績……………………….8VI.薬効薬理に関する項目…………………………….101.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群102.薬理作用………………………10VII.薬物動態に関する項目…………………………….111.血中濃度の推移…………………112.薬物速度論的パラメータ………….113.母集団(ポピュレーション)解析…..124.吸収………………………….125.分布………………………….126.代謝………………………….137.排泄………………………….138.トランスポーターに関する情報……..139.透析等による除去率………………1310.特定の背景を有する患者…………..1311.その他………………………..13VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目…..141.警告内容とその理由………………142.禁忌内容とその理由………………143.効能又は効果に関連する注意とその理由144.用法及び用量に関連する注意とその理由145.重要な基本的注意とその理由……….146.特定の背景を有する患者に関する注意..147.相互作用………………………158.副作用………………………..159.臨床検査結果に及ぼす影響…………1510.過量投与………………………1511.適用上の注意…………………..1612.その他の注意…………………..16IX.非臨床試験に関する項目…………………………181.薬理試験………………………182.毒性試験………………………18X.管理的事項に関する項目…………………………201.規制区分………………………202.有効期間………………………203.包装状態での貯法………………..204.取扱い上の注意…………………205.患者向け資材…………………..206.同一成分・同効薬………………..207.国際誕生年月日…………………208.製造販売承認年月日及び承認番号,薬価基準収載年月日,販売開始年月日……..219.効能又は効果追加,用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容…………..2110.再審査結果,再評価結果公表年月日及びその内容………………………..2111.再審査期間…………………….2112.投薬期間制限に関する情報…………2113.各種コード…………………….2114.保険給付上の注意………………..21XI.文献…………………………………………………221.引用文献………………………222.その他の参考文献………………..22XII.参考資料……………………………………………231.主な外国での発売状況…………….232.海外における臨床支援情報…………23XIII.備考………………………………………………….241.調剤・服薬支援に際して臨床判断を行うにあたっての参考情報………………242.その他の関連資料………………..24I.概要に関する項目I.概要に関する項目1.開発の経緯甲状腺疾患に対するラジオアイソトープ(RI)の利用は,1934年Fermiの放射性ヨウ素の発見,1938年Hertzら,続いてHamiltonらの甲状腺疾患の診断の研究により始められた.最初は130I(一部128I)が主として用いられ,1945年頃より131Iの臨床利用が行われ,1946年米国原子力委員会から大量の131Iの供給が可能になって初めて131Iによる甲状腺疾患への臨床研究が広く行われるようになった.本邦でも1952年より入手可能になったが,初めは少量であったために臨床的にはトレーサーとして診断に用いられ,次第に増量されるようになってから治療面にも利用されるようになった1).2.製品の治療学的特性甲状腺機能亢進症の治療薬として,また,甲状腺癌やその転移巣に対する放射性同位元素内用療法の治療薬として,本邦に限らず欧米においても広く臨床応用されている.本品に含まれる131Iは,経口投与されると選択的に甲状腺又は甲状腺機能を持つ部位へ集まり,残りの131Iは,速やかに腎より排泄される.したがって,他器官,他組織への被曝は軽微である.分化型甲状腺癌はヨードを取り込む性質を残しているので,甲状腺全摘後の症例では転移の診断が可能である.副作用については「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目」参照.重症の甲状腺機能亢進症では,一過性の臨床症状の悪化,クリーゼの誘発等があらわれることがあるので,本品投与の前又は後に抗甲状腺剤治療を行うこと.また晩発性の副作用として甲状腺機能低下症がみられることが多い.3.製品の製剤学的特性本品はヨウ化ナトリウム(131I)を溶液で飲用した際,口咽喉部に131Iが付着する可能性があることから,賦形剤であるブドウ糖にヨウ化ナトリウム(131I)溶液を滴下して乾燥させたカプセル剤である.37MBq/カプセル~1.85GBq/カプセルがあり,適切な投与量の選択が可能である.4.適正使用に関して周知すべき特性適正使用に関する資材,最適使用推進ガイドライン等RMP追加のリスク最小化活動として作成されている資材最適使用推進ガイドライン保険適用上の留意事項通知5.承認条件及び流通・使用上の制限事項(1)承認条件該当しない(2)流通・使用上の制限事項該当しない6.RMPの概要有無無無無無(2022年3月時点)該当しない1II.名称に関する項目II.名称に関する項目1.販売名(1)和名ヨウ化ナトリウムカプセル-1号ヨウ化ナトリウムカプセル-3号ヨウ化ナトリウムカプセル-5号ヨウ化ナトリウムカプセル-30号ヨウ化ナトリウムカプセル-50号(2)洋名SodiumIodide-131ICapsules(3)名称の由来該当資料なし2.一般名(1)和名(命名法)ヨウ化ナトリウム(131I)(JAN)ヨウ化ナトリウム(131I)カプセル(日本薬局方,放射性医薬品基準)(2)洋名(命名法)SodiumIodide(131I)(JAN)SodiumIodide(131I)Capsules(日本薬局方,放射性医薬品基準英文版)(3)ステム(stem)該当しない3.構造式又は示性式Na131I4.分子式及び分子量分子式:Na131I分子量:153.995.化学名(命名法)又は本質SodiumIodide(131I)Capsules(JAN)SodiumIodideI131Capsules(USP)6.慣用名,別名,略号,記号番号131IカプセルNa131I2III.有効成分に関する項目III.有効成分に関する項目本項目は,131Iの核物理学的特性について記載する.1.物理化学的性質(1)外観・性状該当資料なし(2)溶解性該当資料なし(3)吸湿性該当資料なし(4)融点(分解点),沸点,凝固点該当資料なし(5)酸塩基解離定数該当資料なし(6)分配係数該当資料なし(7)その他の主な示性値131Iの核物理学的特性1)物理的半減期2)主なγ線エネルギー3)主なβ線エネルギー4)β線組織内飛程2mm5)減衰表8.02070日365keV(81.7%)606keV(89.5%)経過日数残存放射能経過日数(日)(%)(日)-3129.68-2118.99-1109.010010011191.712284.113377.214470.815564.916659.517754.6182.有効成分の各種条件下における安定性該当資料なし残存放射能(%)(日)(%)経過日数残存放射能50.11919.445.92017.842.12116.338.72214.935.52313.732.52412.629.82511.527.42610.625.1279.723.0288.921.1298.23III.有効成分に関する項目3.有効成分の確認試験法,定量法確認試験法(1)本品1個又は本品1個を適量の温湯に溶かした液について,放射性医薬品基準一般試験法物理的試験法ガンマ線測定法のGe半導体検出器による測定法により試験を行うとき,0.365MeVにピークを認める.(2)放射化学的異物本品1個を適量の温湯に溶かした液について,ヨウ化ナトリウム0.5g,ヨウ素酸ナトリウム1.0g及び炭酸水素ナトリウム5.0gに水を加えて溶かして100mLとした液1滴を担体として,75vol%メタノールを展開溶媒として,放射性医薬品基準一般試験法物理的試験法ろ紙クロマトグラフィーにより約15cm展開して試験を行うとき,ヨウ素酸塩のスポットの放射能はヨウ化物のスポットの総放射能の5%以下であり,ヨウ化物及びヨウ素酸塩のスポット以外の部分については,原点にわずかに放射能を認めることがあっても,その他の部分に放射能を認めない.なお,ヨウ化物及びヨウ素酸塩のスポットは,担体を試料として同様に展開を行い,次の操作により確認する.展開したろ紙を乾燥し,ガラス管に入れて1~2分間硫化水素を通じた後,フルオレセインナトリウム溶液(1→1000)を噴霧し,更に塩素試液を噴霧するとき,ヨウ化物及びヨウ素酸が呈色する.展開したろ紙に硫化水素を通じないでフルオレセインナトリウム溶液(1→1000)を噴霧し,更に塩素試液を噴霧するとき,ヨウ化物のみが呈色する.定量法本品1個又は本品1個を適量の温湯に溶かした液について,放射性医薬品基準一般試験法物理的試験法ガンマ線測定法の放射能の定量法により放射能を測定する.4IV.製剤に関する項目IV.製剤に関する項目1.剤形(1)剤形の区別剤形:硬カプセル剤(2)製剤の外観及び性状販売名ヨウ化ナトリウムカプセル-1号ヨウ化ナトリウムカプセル-3号ヨウ化ナトリウムカプセル-5号ヨウ化ナトリウムカプセル-30号ヨウ化ナトリウムカプセル-50号(3)識別コード該当しない(4)製剤の物性該当資料なし(5)その他該当しない2.製剤の組成(1)有効成分(活性成分)の含量及び添加剤外観カプセルの形状内容物日局2号硬カプセル白色の粉末カプセルの色(頭部/胴部)青色/白色緑色/白色淡橙赤色/白色だいだい色/淡橙色淡橙色/淡橙色販売名1カプセル中有効成分ヨウ化ナトリウム(131I)液ヨウ化ナトリヨウ化ナトリウムカプセル-ウムカプセル-1号3号37MBq111MBqブドウ糖ブドウ糖0.3g0.3g青色1号青色1号黄色5号ラウリル硫酸ナトリウムヨウ化ナトリヨウ化ナトリウムカプセル-ウムカプセル-5号30号185MBq1.11GBqブドウ糖ブドウ糖0.3g0.3g-黄色5号ヨウ化ナトリウムカプセル-50号1.85GBqブドウ糖0.3g-添加剤(検定日時)カプセル内容物カプセル基剤(2)電解質等の濃度該当しない(3)熱量該当しない3.添付溶解液の組成及び容量該当しない5IV.製剤に関する項目4.力価該当しない5.混入する可能性のある夾雑物ヨウ素酸塩の放射能はヨウ化物の総放射能の5%以下である.6.製剤の各種条件下における安定性ヨウ化ナトリウムカプセル1号,-3号,-5号,-50号:本品を遮光して冷所(15°C以下)にて検定日より6週間保存したところ,品質的変化を認めず安定であった.苛酷試験(37°Cに保存)では,日局「ブドウ糖」規格適合性試験について検討した結果,検定日より6週間後においても規格に適合した成績が得られた.ヨウ化ナトリウムカプセル-30号:本品を遮光して冷所(1.1~4.6°C)にて検定日より38日後まで保存したところ,いずれの試験項目も規格に適合し,製剤の安定性が確認できた.7.調製法及び溶解後の安定性該当資料なし8.他剤との配合変化(物理化学的変化)該当資料なし9.溶出性該当資料なし10.容器・包装(1)注意が必要な容器・包装,外観が特殊な容器・包装に関する情報被曝軽減と取扱いから,カプセルはガラス製バイアルに入れて,鉛容器に梱包されている.(2)包装〈ヨウ化ナトリウムカプセル-1号〉2,3,10カプセル[バイアル、乾燥剤入り]〈ヨウ化ナトリウムカプセル-3号〉1,2,10カプセル[バイアル、乾燥剤入り]〈ヨウ化ナトリウムカプセル-5号〉1,2,3,10カプセル[バイアル、乾燥剤入り]〈ヨウ化ナトリウムカプセル-30号〉1,2カプセル[バイアル、乾燥剤入り]〈ヨウ化ナトリウムカプセル-50号〉1,2カプセル[バイアル、乾燥剤入り](3)予備容量該当しない(4)容器の材質透明ガラス製容器6IV.製剤に関する項目11.別途提供される資材類該当しない12.その他該当資料なし7V.治療に関する項目V.治療に関する項目1.効能又は効果○甲状腺機能亢進症の治療○甲状腺癌及び転移巣の治療○シンチグラムによる甲状腺癌転移巣の発見2.効能又は効果に関連する注意設定されていない3.用法及び用量(1)用法及び用量の解説〈バセドウ病の治療〉投与量は、甲状腺131I摂取率、推定甲状腺重量、有効半減期等をもとにして、適切な量(期待照射線量30~70Gy)を算定し、経口投与する。〈中毒性結節性甲状腺腫の治療〉結節の大きさ、機能の程度、症状等により適切な量を経口投与する。〈甲状腺癌及び転移巣の治療〉本品を1回あたり1.11~7.4GBq経口投与する。一定の期間後症状等を観察し、適宜再投与する。〈甲状腺癌転移巣のシンチグラム〉本品18.5~370MBqを経口投与し、一定時間後に甲状腺癌転移巣のシンチグラムを得る。(2)用法及び用量の設定経緯・根拠本剤を用いた臨床試験実施施設における用法及び用量を参考に設定した.4.用法及び用量に関連する注意設定されていない5.臨床成績(1)臨床データパッケージ該当しない(2)臨床薬理試験該当資料なし(3)用量反応探索試験該当資料なし8V.治療に関する項目(4)検証的試験1)有効性検証試験国内臨床試験〈バセドウ病の治療,中毒性結節性甲状腺腫の治療〉甲状腺機能亢進症の131I療法を実施して,少なくとも半年以上経過した症例を対象として,3,666例の治療成績の集計を行った結果は次のとおりである.治癒例73.3%軽快例17.5%不変例4.5%〈甲状腺癌及び転移巣の治療〉甲状腺癌及び転移巣の治療に関しては,下記のような臨床試験(7施設64例に関する施設毎の報告を取りまとめたもの)が報告されている.疾患名症例数甲状腺癌36甲状腺癌・肺転移18甲状腺癌・肺・肝転移1甲状腺癌・肺・腎転移1甲状腺癌・肺・頸椎転移1甲状腺癌・リンパ節転移2甲状腺癌・骨転移1甲状腺癌・胸壁・骨盤転移1甲状腺癌・頸部・縦隔・肋膜転移1甲状腺癌・全身転移1甲状腺癌・転移2)安全性試験該当資料なし(5)患者・病態別試験該当資料なし(6)治療的使用1計641)使用成績調査(一般使用成績調査,特定使用成績調査,使用成績比較調査),製造販売後データベース調査,製造販売後臨床試験の内容本品は,使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない.2)承認条件として実施予定の内容又は実施した調査・試験の概要該当資料なし(7)その他該当資料なし(再審査対象外品目)9VI.薬効薬理に関する項目VI.薬効薬理に関する項目1.薬理学的に関連ある化合物又は化合物群該当しない2.薬理作用(1)作用部位・作用機序ヨウ化ナトリウム(131I)は,体内に吸収されると血中へ移行し,甲状腺の上皮細胞により能動的に甲状腺に取り込まれ2),甲状腺ホルモンであるチロキシンやトリヨードチロニン合成のために,甲状腺又は甲状腺機能を持つ部位へ集まり,残りの131Iは速やかに腎より排泄される.甲状腺機能亢進症(バセドウ病,甲状腺腫)の患者では,正常者に比べて摂取率が高く,反対に甲状腺機能低下症(粘液水腫)では低くなる.更に甲状腺シンチグラムを撮ることにより甲状腺癌の転移巣を発見することができる.また,選択的に取り込まれた131Iから放射されるβ線の効果により,甲状腺機能亢進症や甲状腺癌及びその転移巣の治療が行われる.(2)薬効を裏付ける試験成績ヨウ化ナトリウム(131I)が体内に取り込まれると,甲状腺ホルモンであるチロキシンやトリヨードチロニン合成のために131Iは甲状腺に蓄積される.正常の甲状腺は24時間後20~30%を摂取し,残りは尿中に排泄される.甲状腺機能亢進症(バセドウ病,甲状腺腫)では健常者に比べて摂取率が高く30~70%程度に達する.反対に甲状腺機能低下症(粘液水腫)では摂取率は15%以下である2).131Iを投与した場合の実効半減期3)甲状腺機能亢進症甲状腺癌甲状腺甲状腺以外の臓器5.7日注)0.32日甲状腺甲状腺以外の臓器7.3日0.32日注)甲状腺への131Iの集積率が70%と仮定した場合の実効半減期を示している.なお,甲状腺機能亢進症の甲状腺への131I集積率が90%~30%の場合,生物的半減期は10日~65日であると示されている.実効半減期5.7日は,集積率70%の生物学的半減期20日と物理的半減期8.02日から求めたもの(20×8.02/(20+8.02)=5.7).(3)作用発現時間・持続時間該当資料なし10VII.薬物動態に関する項目VII.薬物動態に関する項目1.血中濃度の推移(1)治療上有効な血中濃度該当資料なし(2)臨床試験で確認された血中濃度131Iは容易に体内に吸収され,経口投与後19分から急速に血中濃度が上昇する.血中の131Iは,直ちに体液中に拡散すると同時に,甲状腺と腎の二つの臓器により代謝される.急速に上昇した131I血中濃度は,時間とともに指数関数的に減少して24時間後には著しく低下し,72時間後には血中131Iは検出されなくなる4).(3)中毒域該当資料なし(4)食事・併用薬の影響「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目」の「11.適用上の注意」参照.2.薬物速度論的パラメータ(1)解析方法該当資料なし(2)吸収速度定数該当資料なし(3)消失速度定数該当資料なし(4)クリアランス下の式から求めた投与後の日数と体内残留率5)投与後の投与量に対する残留率(%)病気の種類甲状腺癌甲状腺機能亢進症日数(日)0.512345671014身体全体36.915.45.43.93.43.12.82.61.91.3甲状腺4.84.54.13.83.43.12.82.61.91.3身体全体76655549433834302113甲状腺66625549433834302113DT(t)=A×(B×e-0.693/T1×t+C×e-0.693/T2×t)ただし,DT(t)亢進症)T1:甲状腺における131Iの実効半減期=7.3日(甲状腺癌),5.7日(甲状腺機能亢進症)T2:甲状腺以外の組織・臓器での131Iの実効半減期=0.32日t:投与後の時間(日):131Iの投与後t日目の体内残留放射能量(MBq)A:131Iの投与量(MBq)B:投与量に対する131Iの甲状腺の集積率=0.05(甲状腺癌),0.7(甲状腺機能亢進症)C:投与量に対する131Iの甲状腺以外の組織・臓器の分布率=0.95(甲状腺癌),0.3(甲状腺機能11VII.薬物動態に関する項目(5)分布容積該当資料なし(6)その他該当資料なし3.母集団(ポピュレーション)解析(1)解析方法該当資料なし(2)パラメータ変動要因該当資料なし4.吸収該当資料なし5.分布(1)血液−脳関門通過性該当資料なし(2)血液―胎盤関門通過性妊娠12週以後で,胎盤を通って胎児甲状腺に移行する6).(3)乳汁への移行性授乳中の婦人に131I1.11MBqを投与した場合の母乳中の131I濃度の推移を次に示す7).131Iは,かなり母乳中に排泄され,その量は131Iの投与量と母乳量に大きく影響される.(4)髄液への移行性該当資料なし(5)その他の組織への移行性母乳中の131Iの減少曲線大部分は甲状腺に集積し,他の臓器には,甲状腺に対して1%以下の放射能が集積したにすぎず,骨髄,腎臓,性腺は特に集積するというデータは得られなかった8).(6)血漿蛋白結合率該当資料なし12VII.薬物動態に関する項目6.代謝(1)代謝部位及び代謝経路投与後20~30分の時点では甲状腺による選択的なヨウ素の取り込みを反映する.2~3時間後では取り込まれた131Iはサイログロブリンのチロシン基に結合して有機化され,更に一部は縮合反応により合成された甲状腺ホルモンに入る.24時間以降になると甲状腺分泌に伴って甲状腺から血中に131Iが逆戻りしている.腎もまたヨウ素代謝に重要な役割を果たし,甲状腺に摂取されなかった131Iは,24時間以内にほとんどが腎から体外に排泄される4).(2)代謝に関与する酵素(CYP等)の分子種,寄与率該当資料なし(3)初回通過効果の有無及びその割合該当資料なし(4)代謝物の活性の有無及び活性比,存在比率該当資料なし7.排泄本項目の「6.(1)代謝部位及び代謝経路」参照.8.トランスポーターに関する情報該当しない9.透析等による除去率該当資料なし10.特定の背景を有する患者「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目」の「6.特定の背景を有する患者に関する注意」参照.11.その他該当資料なし13VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目1.警告内容とその理由設定されていない2.禁忌内容とその理由設定されていない3.効能又は効果に関連する注意とその理由設定されていない4.用法及び用量に関連する注意とその理由設定されていない5.重要な基本的注意とその理由6.特定の背景を有する患者に関する注意(1)合併症・既往歴等のある患者(2)腎機能障害患者設定されていない(3)肝機能障害患者設定されていない(4)生殖能を有する者設定されていない(5)妊婦<解説>生殖能力のある婦人に投与する場合,理想的には月経開始日から約10日間がよい15).8.重要な基本的注意8.1治療あるいは診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。8.2治療後、甲状腺機能低下症があらわれることが多いので、その旨を患者に説明しておくことが望ましい。9.1合併症・既往歴等のある患者9.1.1重症の甲状腺機能亢進症患者本品投与の前又は後に抗甲状腺剤治療を行うこと。一過性の臨床症状の悪化、クリーゼの誘発等があらわれることがある。また晩発性の副作用として甲状腺機能低下症がみられることが多い9)~14)。9.5妊婦妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療あるいは診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。14VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目(6)授乳婦9.6授乳婦授乳を避けさせること。(7)小児等9.7小児等小児等を対象とした臨床試験は実施していない。<解説>放射性医薬品の小児投与量に関しては数多くの算出法が考案されているが,次式による算出値が最も一般的である16).(8)高齢者9.8高齢者小児投与量=成人投与量×Y+1(Y:年齢)Y+7(投与量は放射能を示す)患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。7.相互作用(1)併用禁忌とその理由設定されていない(2)併用注意とその理由設定されていない8.副作用(1)重大な副作用と初期症状設定されていない(2)その他の副作用9.臨床検査結果に及ぼす影響設定されていない10.過量投与設定されていない11.副作用次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。11.2その他の副作用頻度不明過敏症発疹血液白血球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少その他喉頭浮腫15VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目11.適用上の注意14.適用上の注意14.1薬剤投与時の注意14.1.1ヨウ素含量の多い薬剤(ヨード造影剤、ルゴール液、ヨードチンキ等)及び飲食物(コンブ、ワカメ等)、甲状腺ホルモン、抗甲状腺剤は、治療あるいは検査に影響を与えるので、本品投与前後の3日~1週間は禁止すること。14.1.2本剤は揮散する性質があり、容器内に放射性ヨウ素(I-131)のガスが充満している可能性があるので、容器の蓋を開ける場合はドラフト等で行い、しばらく放置しておく等、取扱いには注意すること。14.1.3放射性ヨウ素-131の治療については、「放射性医薬品を投与された患者の退出について」17)により、投与量、測定線量率、患者毎の積算線量計算に基づく退出基準が示されている。放射性医薬品(ヨウ素-131)を投与された患者の退出・帰宅における放射能量と線量率投与量又は体内残留放射能量患者の体表面から1メートルの点における1センチメートル線量当量率500MBq患者毎の積算線量計算に基づく退出基準に適合する事例30μSv/h適用範囲遠隔転移のない分化型甲状腺癌で甲状腺全摘術後の残存甲状腺破壊(アブレーション)治療※※実施条件:関連学会が作成した実施要綱に従って実施する場合に限る。投与量(MBq)1110<解説>I-131の投与量と体内残留放射能量が500MBqになると予想される投与後の時間18)185017222019259021296023333026370027407028444029481031499532投与量(MBq)体内残留放射能量が500MBqになる時間(時間)再投与の期間:疾患や病状によって異なるが,一般的な臨床スケジュールとして,バセドウ病などの甲状腺機能亢進症の治療に対する131Iの再投与は約6箇月間,甲状腺癌は半年から1年間あけることが多い19).12.その他の注意(1)臨床使用に基づく情報<参考>(社)日本アイソトープ協会医学・薬学部会放射性医薬品安全性専門委員会の「放射性医薬品副作用事例調査報告」において,まれに血管迷走神経反応,アレルギー反応,その他(嘔気,嘔吐など)があらわれることがあると報告されている.15.1臨床使用に基づく情報晩発性の副作用として、甲状腺癌、白血病、遺伝因子に対する影響が考えられているが、白血病、遺伝因子については現在のところ統計学的に有意な報告はみられない。しかし、甲状腺癌については若年者に対する131I甲状腺治療は成人に対してより甲状腺癌発生の可能性が高いことが指摘されている12),14)。16VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目(2)非臨床試験に基づく情報設定されていない17IX.非臨床試験に関する項目IX.非臨床試験に関する項目(分布)ラットにNa131I3.7MBq/0.5mLをエーテル麻酔下で尾静脈より投与し,経時的にγ線計測を行った結果は次の通りである.全身計測では放射能は投与後2日目までに急速に消失し,3週間後に99%が消失した.甲状腺摂取率は投与1日後32%で最も多く,その後4日までの間に速やかに131Iを放出しそれ以後は有効半減期約4.5日で指数関数的に減少した.血中131I濃度は投与後1日目までに急速に減少し,1日目から4日目の間比較的ゆるやかに減少し,それ以後は有効半減期約4.5日で指数関数的に減少した.有機ヨウ素は肝で代謝されるが,無機ヨウ素は腎より尿中に排泄される20).甲状腺機能亢進症患者の131I治療時における吸収線量をMIRD法により計算すると次のとおりである.臓器吸収線量(mGy/37MBq)全身11.5肝臓22.1血液17.2骨髄11.4生殖腺10.7(自社データ)1mの点における被曝係数注1):1)公衆の被曝係数=0.252)介護者の被曝係数=0.5注1):着目核種の点線源(ここでは患者)から1mの距離の場所に無限時間(核種がすべて崩壊するまでの時間)滞在したときの積算線量(被曝係数=1)と,実際に第三者が患者から受けると推定される線量との比で,患者と第三者が接する距離と時間に関係する係数.組織・臓器の吸収を考慮した1cm線量当量率定数注2):0.0650μSv・m2・MBq-1・h-1注2):1MBqの点線源から1mの距離における1cm線量当量率(μSv・h-1)1.薬理試験(1)薬効薬理試験「VI.薬効薬理に関する項目」参照(2)安全性薬理試験該当資料なし(3)その他の薬理試験該当資料なし2.毒性試験(1)単回投与毒性試験該当資料なし(2)反復投与毒性試験該当資料なし(3)遺伝毒性試験該当資料なし(4)がん原性試験該当資料なし18IX.非臨床試験に関する項目(5)生殖発生毒性試験該当資料なし(6)局所刺激性試験該当資料なし(7)その他の特殊毒性該当資料なし19X.管理的事項に関する項目X.管理的事項に関する項目1.規制区分製剤:処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)有効成分:該当しない2.有効期間有効期間:検定日から1箇月間3.包装状態での貯法冷所保存4.取扱い上の注意20.取扱い上の注意放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。放射性医薬品につき管理区域内でのみ使用すること.「VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目」の「11.適用上の注意」参照.5.患者向け資材患者向け医薬品ガイド:なしくすりのしおり:なしその他の患者向け資材:・バセドウ病のアイソトープ治療を受ける患者さんへ・ヨウ素制限のコツ6.同一成分・同効薬(1)同一成分ラジオカップ3.7MBq(2)同効薬該当しない7.国際誕生年月日該当資料なし・甲状腺癌の外来アブレーションを受ける患者さんへ・バセドウ病の症状と治療法(問い合わせ先;弊社医薬情報担当者)20X.管理的事項に関する項目8.製造販売承認年月日及び承認番号,薬価基準収載年月日,販売開始年月日販売名製造販売承認年月日承認番号薬価基準収載年月日販売開始年月日ヨウ化ナトリウムカプセル-1号1990年8月2日20200AMZ008511990年8月2日1990年10月1日ヨウ化ナトリウムカプセル-3号1990年8月2日20200AMZ008521990年8月2日1990年10月1日ヨウ化ナトリウムカプセル-5号1990年8月2日20200AMZ008531990年8月2日1990年10月1日ヨウ化ナトリウムカプセル-30号2004年2月12日21600AMZ001832004年2月12日2004年7月24日ヨウ化ナトリウムカプセル-50号1990年8月2日20200AMZ008541990年8月2日1990年10月1日9.効能又は効果追加,用法及び用量変更追加等の年月日及びその内容該当しない10.再審査結果,再評価結果公表年月日及びその内容再評価結果:1982年1月18日11.再審査期間該当しない12.投薬期間制限に関する情報該当しない13.各種コード販売名ヨウ化ナトリウムカプセル-1号ヨウ化ナトリウムカプセル-3号ヨウ化ナトリウムカプセル-5号ヨウ化ナトリウムカプセル-30号ヨウ化ナトリウムカプセル-50号14.保険給付上の注意該当しないHOT(9桁)番号114340902114341602114342302114343002114344702厚生労働省薬価基準個別医薬品コードレセプト電算処理収載医薬品コード4300003M50104300003M60174300003M70134300003M80104300003M9016(YJコード)4300003M50374300003M60334300003M70304300003M80364300003M9024システム用コード61431004361431004561431004762000245561431004921XI.文献XI.文献1.引用文献1)木下文雄.Radioisotopes.1982;31:44-54.(PMID:6175998)2)第十六改正日本薬局方解説書,廣川書店東京,2011:pC-5035-50363)医療放射線防護連絡協議会厚生省医薬安全局安全対策課編集協力.ブックレット・シリーズ2放射性医薬品を投与された患者の退出に関する解説Q&A,1998:p64)舘野之男ほか編.核医学概論,東京大学出版会東京,1983:p1925)医療放射線防護連絡協議会編集厚生省医薬安全局安全対策課編集協力.ブックレット・シリーズ2放射性医薬品を投与された患者の退出に関する解説Q&A,1998:p22-236)伊丹康人ほか.核医学体系9臨床核医学骨・関節系/内分泌系,実業公報社東京,1977:p1537)WeaverJCetal.JAmMedAssoc.1960;173:872-875.(PMID:13843240)8)KurlandGSetal.JClinEndocrinolMetab.1951;11:843-856.(PMID:14861293)9)斉藤慎太郎ほか.最新医学.1971;26:1358-1365.(PMID:5092386)10)安部喬樹ほか.ホルモンと臨床.1973;21:965-967.(PMID:4797176)11)久田欣一編著.最新核医学,金原出版東京,1975:p164-17012)木下文雄ほか.日本医学放射線学会雑誌.1976;36:128-142.(PMID:1064000)13)伊丹康人ほか.核医学体系9臨床核医学骨・関節系/内分泌系,実業公報社東京,1977:p168-17514)飯尾正宏監修.核医学診断マニアルインビボ編,テクノ東京,1978:VI-I15)RecommendationsoftheInternationalCommissiononRadiologicalProtection(AdoptedSeptember17,1965),ICRPPublication9,1966:p1116)(社)日本アイソトープ協会医学・薬学部会核医学イメージング規格化委員会.Radioisotopes.1988;37:627-632.(PMID:3222473)17)厚生労働省医政局指導課長通知(医政指発第1108第2号,平成22年11月8日付)18)厚生省医薬安全局安全対策課編集協力医薬放射線防護連絡協議会.ブックレット・シリーズ2放射性医薬品を投与された患者の退出に関する解説Q&A,1998;p2119)医療放射線防護連絡協議会編集厚生省医薬安全局安全対策課編集協力.ブックレット・シリーズ2放射性医薬品を投与された患者の退出に関する解説Q&A.1998:p1420).長崎医学会雑誌.1971;46:71-81.2.その他の参考文献1)放射性医薬品基準.厚生労働省告示第八十三号(平成二十五年三月二十九日)2)(社)日本アイソトープ協会編集.アイソトープ手帳,丸善東京,2011.3)USP35-NF30(U.S.Pharmacopeia-NationalFormulary)2012.22XII.参考資料XII.参考資料1.主な外国での発売状況SodiumIodide(131I)Capsulesは,現在欧米各国で発売されている.またUSPにもSodiumIodideI131Capsulesの名称で収載されているので参考にされたい.2.海外における臨床支援情報(1)妊婦への投与に関する海外情報米国:PregnancyCategoryXSeeCONTRAINDICATIONSsection.CONTRAINDICATIONSSodiumIodideI-131iscontraindicatedforuseinwomenwhoareormaybecomepregnant.Iodine-131maycauseharmtothefetalthyroidglandwhenadministeredtopregnantwomen.Reviewoftheliteraturehasshownthattransplacentalpassageofradioiodidemaycausesevere,andpossiblyirreversible,hypothyrodisminneonates.UseofSodiumIodideI-131inwomenofchildbearingageshouldbedeferreduntilthepossibilityofpregnancyhasbeenruledout.Ifthisdrugisadministeredtoawomanwithreproductivepotential,thepatientshouldbeapprisedofthepotentialhazardtoafetus.NursingMothersRadioiodineisexcretedinhumanmilkduringlactation.Therefore,formulafeedingsshouldbesubstitutedforbreastfeedings9.5妊婦妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療あるいは診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。9.6授乳婦授乳を避けさせること。(2)小児等への投与に関する海外情報9.7小児等小児等を対象とした臨床試験は実施していない。米国:PediatricUseSafetyandefficacyinpediatricpatientshavenotbeenestablished.Rev:1/2011Rev:1/201123XIII.備考XIII.備考1.調剤・服薬支援に際して臨床判断を行うにあたっての参考情報(1)粉砕該当しない(2)崩壊・懸濁性及び経管投与チューブの通過性該当しない2.その他の関連資料該当資料なし24