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ヨウ化ナトリウムカプセル-3号

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ヨウ化ナトリウムカプセル-3号

ヨウ化ナトリウムカプセル-3号

・甲状腺癌および転移巣・甲状腺機能亢進症の治療ができます。
・甲状腺癌転移巣の診断ができます。
・カプセルによる経口投与です。

日本薬局方

ヨウ化ナトリウム(131I)カプセル

効能・効果

4. 効能又は効果

〇甲状腺機能亢進症の治療
〇甲状腺癌及び転移巣の治療
〇シンチグラムによる甲状腺癌転移巣の発見

用法・用量

6. 用法及び用量

〈バセドウ病の治療〉
投与量は、甲状腺131I摂取率、推定甲状腺重量、有効半減期等をもとにして、適切な量(期待照射線量30~70Gy)を算定し、経口投与する。

〈中毒性結節性甲状腺腫の治療〉
結節の大きさ、機能の程度、症状等により適切な量を経口投与する。

〈甲状腺癌及び転移巣の治療〉
本品を1回あたり1.11~7.4GBq経口投与する。一定の期間後症状等を観察し、適宜再投与する。

〈甲状腺癌転移巣のシンチグラム〉
本品18.5~370MBqを経口投与し、一定時間後に甲状腺癌転移巣のシンチグラムを得る。

組成

販売名 ヨウ化ナトリウムカプセル-3号
ヨウ化ナトリウム(131I)液
(検定日時)
111MBq
添加剤 カプセル内容物 ブドウ糖 0.3g
カプセル基剤 青色1号、黄色5号、ラウリル硫酸ナトリウム
外観 カプセルの色
(頭部/胴部)
緑色/白色
内容物 白色の粉末

適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 ヨウ素含量の多い薬剤(ヨード造影剤、ルゴール液、ヨードチンキ等)及び飲食物(コンブ、ワカメ等)、甲状腺ホルモン、抗甲状腺剤は、治療あるいは検査に影響を与えるので、本品投与前後の3日~1週間は禁止すること。
14.1.2 本剤は揮散する性質があり、容器内に放射性ヨウ素(I-131)のガスが充満している可能性があるので、容器の蓋を開ける場合はドラフト等で行い、しばらく放置しておく等、取扱いには注意すること。
14.1.3 放射性ヨウ素-131の治療については、「放射性医薬品を投与された患者の退出について」により、投与量、測定線量率、患者毎の積算線量計算に基づく退出基準が示されている。

放射性医薬品(ヨウ素-131)を投与された患者の退出・帰宅における放射能量と線量率

投与量又は体内残留放射能量 患者の体表面から1メートルの点における1センチメートル線量当量率
500MBq 30μSv/h

* 詳細は添付文書をご参照ください。

基本情報

  • 販売名

    ヨウ化ナトリウムカプセル-3号

  • 承認年月日

    1990年8月2日

  • 承認番号

    20200AMZ00852000

  • 再審査結果公表年月

  • 薬価基準収載医薬品コード

    4300003 M 6017

  • 包装単位

    1,2,10カプセル[バイアル、乾燥剤入り]

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