ヨウ化ナトリウムカプセル-5号
このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
ヨウ化ナトリウムカプセル-5号
・甲状腺癌転移巣の診断ができます。
・カプセルによる経口投与です。
日本薬局方
ヨウ化ナトリウム(131I)カプセル
効能・効果
4. 効能又は効果
〇甲状腺機能亢進症の治療
〇甲状腺癌及び転移巣の治療
〇シンチグラムによる甲状腺癌転移巣の発見
用法・用量
6. 用法及び用量
〈バセドウ病の治療〉
投与量は、甲状腺131I摂取率、推定甲状腺重量、有効半減期等をもとにして、適切な量(期待照射線量30~70Gy)を算定し、経口投与する。
〈中毒性結節性甲状腺腫の治療〉
結節の大きさ、機能の程度、症状等により適切な量を経口投与する。
〈甲状腺癌及び転移巣の治療〉
本品を1回あたり1.11~7.4GBq経口投与する。一定の期間後症状等を観察し、適宜再投与する。
〈甲状腺癌転移巣のシンチグラム〉
本品18.5~370MBqを経口投与し、一定時間後に甲状腺癌転移巣のシンチグラムを得る。
組成
販売名 | ヨウ化ナトリウムカプセル-5号 | |
---|---|---|
ヨウ化ナトリウム(131I)液 (検定日時) |
185MBq | |
添加剤 | カプセル内容物 | ブドウ糖 0.3g |
カプセル基剤 | ラウリル硫酸ナトリウム | |
外観 | カプセルの色 (頭部/胴部) |
淡橙赤色/白色 |
内容物 | 白色の粉末 |
適用上の注意
14. 適用上の注意
14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 ヨウ素含量の多い薬剤(ヨード造影剤、ルゴール液、ヨードチンキ等)及び飲食物(コンブ、ワカメ等)、甲状腺ホルモン、抗甲状腺剤は、治療あるいは検査に影響を与えるので、本品投与前後の3日~1週間は禁止すること。
14.1.2 本剤は揮散する性質があり、容器内に放射性ヨウ素(I-131)のガスが充満している可能性があるので、容器の蓋を開ける場合はドラフト等で行い、しばらく放置しておく等、取扱いには注意すること。
14.1.3 放射性ヨウ素-131の治療については、「放射性医薬品を投与された患者の退出について」により、投与量、測定線量率、患者毎の積算線量計算に基づく退出基準が示されている。
放射性医薬品(ヨウ素-131)を投与された患者の退出・帰宅における放射能量と線量率
投与量又は体内残留放射能量 | 患者の体表面から1メートルの点における1センチメートル線量当量率 |
---|---|
500MBq | 30μSv/h |
* 詳細は添付文書をご参照ください。
基本情報
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販売名
ヨウ化ナトリウムカプセル-5号
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承認年月日
1990年8月2日
-
承認番号
20200AMZ00853000
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再審査結果公表年月
―
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薬価基準収載医薬品コード
4300003 M 7013
-
包装単位
1,2,3,10カプセル[バイアル、乾燥剤入り]
サポート情報
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